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4団体統一戦を前に井上尚弥の肉体は完璧に仕上がった(写真・山口裕朗)
4団体統一戦を前に井上尚弥の肉体は完璧に仕上がった(写真・山口裕朗)

今日ゴング!井上尚弥とタパレスの4団体統一戦で本当に「4%」の“番狂わせ”は起きないのか…モンスターの衝撃1ラウンドKOが予想される2つの根拠とは?

 プロボクシングのスーパーバンタム級4団体王座統一戦(26日・有明アリーナ)の前日計量が25日、横浜市内のホテルで行われ、WBC&WBO世界スーパーバンタム級王者の井上尚弥(30、大橋)がリミットの100グラムアンダーの55.2キロ、WBAスーパー&IBF世界同級王者のマーロン・タパレス(31、フィリピン)が300グラムアンダーの55.0キロで一発クリアした。専門サイト「ボクシングモバイル」が行っている400万ポイントの「dポイント」が正解者に山分けでプレゼントされる「勝ち予想クイズキャンペーン」では95%が井上の勝利を予想している。試合の模様はdocomoの映像配信サービス「Lemino」にて無料で独占生配信される。夜7時半からの視聴開始で井上戦に間に合う予定だ。

 「ボクモバ」の勝ち予想クイズキャンペーンでは井上勝利が95%

 

井上とタパレスのフェイスオフはわずか8秒で終了(写真・山口裕朗)

 

 気負いなどない。
 恒例のフェイスオフはわずか8秒で自ら握手を求めて解除した。
「長くやっても仕方ない。しっかりとタパレスの表情が見れたしね」
 井上はニヤッと笑った。
スーパーバンタム級の初戦となった7月のスティーブン・フルトン戦のフェイスオフでは、フルトンが20秒を超えても目をそらさずJBCの職員が割って入ったほどバチバチの火花が散ってモンスターを怒らせてしまったが、今回は打って変わって友好ムード。
 それでも「昨日(会見)より一段と絞ったなと。減量は楽ではないと感じた」と2つのベルトを持つフィリピン人の変化を見逃さなかった。
 計量は、両者共にアンダーでパス。タパレスは、バンタム級時代に体重超過を犯したことがあったが、リミットを300グラムも下回っていた。
 井上は「バッチリ」と仕上がった肉体美を披露してマッスルポーズを取った。
 フルトン戦の前日計量時と、今回の計量時の肉体を比べると、両肩から上腕二頭筋にかけての筋肉が、やや逞しくなったように見える。
「前回、スーパーバンタム(の体)を作る過程で、“こうしたらいい”“ああしたらいい”というのが見えたことを試合後に話した。そこはもっとプラスに仕上げることができたかなと。ここからのリカバリーをお互いにどうしていくかが明日の大きな差になる」
 減量もギリギリまで体重を残しながら落とすことができた。フルトン戦同様に試合当日の体重は55.2キロから60.1キロまで約5キロを戻す予定だが、筋肉を削る作業を遅らせた分、計量後のリカバリーでのパワーの戻りが前回よりも増す可能性がある。

 戦前予想は井上が圧倒的に有利だ。
 ボクシング専門サイト「ボクシングモバイル」が試合開始15分前まで行う「勝ち予想クイズキャンペーン」では、井上の勝利予想が95%で、うち84%がKO勝利予想。ラウンドごとの予想もされており、3ラウンドKO勝利が1番人気。
 一方のタパレスの勝利予想は4%で、そのうちKO勝利が3%。ラウンドごとの予想では、1票も入っていないラウンドが目立つが、1ラウンドKOと6ラウンドKOに少しだけ票が集まっている。コアなファンがいちかばちかの“奇襲成功”の可能性を予想しているのか。ちなみに引き分けは1%。おそらくバッティングなどのアクシデントでの負傷ドローを想定しているのだろう。

 

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