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侍ジャパンで大谷と同僚だったヌートバーがドジャースのトレード獲得候補に浮上(写真:Imagn/ロイター/アフロ)
侍ジャパンで大谷と同僚だったヌートバーがドジャースのトレード獲得候補に浮上(写真:Imagn/ロイター/アフロ)

ドジャースのトレード獲得候補に元侍ジャパンのヌートバーが急浮上した3つの理由…ド軍専門メディアが「意外だった」と報道

 メジャーリーグのウインター・ミーティングが8日(日本時間9日)、オーランドで開幕したが、ドジャースが大型補強には動かずトレードでの外野手補強に目を向け、その獲得候補にカージナルスのラーズ・ヌートバー(28)が浮上していることが明らかになった。ドジャース専門メディア「ドジャースウェイ」が、内部関係者の話として報じたもの。ヌートバーは2023年のWBCで侍ジャパンの一員として大谷翔平(31)と共に世界一を手にしたメンバー。実現すれば、山本由伸(25)、佐々木朗希(24)ら4人の侍メンバーが3連覇を狙うドジャースに集結することになる。

 高齢化対策にFA大物より28歳のヌートバーに照準

 驚愕のニュースだ。
 ドジャースが侍ジャパンのヌートバーに目をつけた。
 地元紙「オレンジカウンティレジスター」が、アンドリュー・フリードマン編成本部長の「この冬は“重労働”(大きな補強・大仕事)が少ない」という発言を引用してFAの目玉であるカブスのカイル・タッカーやヤンキースのコディ・ベリンジャーら大物外野手の獲得に消極的であることを報道。野手が高齢化している中で、トレードによる若手外野手の獲得、あるいは内部からの育成にシフトするのではないかとの見通しを伝える中で、ドジャース専門メディア「ドジャースウエイ」が、「内部関係者によるとカージナルスのヌートバーがドジャースのトレード候補として注目される可能性がある」との小見出しを取って報じた。
 米サイト「ジ・アスレチック」が報じた記事を引用して「意外な名前だった」と、侍ジャパンで大谷の盟友だったヌートバーのトレードの可能性に言及した。
「ヌートバーは外野の3ポジションすべてをスムーズに守ることができ、打撃も好調の時期には非常に勢いがある(逆に大きく冷え込む時期もある)」と評価。
 通算成績が打率.242/出塁率.341/長打率.406であることを紹介し、「シーズンで14本塁打以上、または48打点以上を記録したことはないが、控えよりは明らかに“格上”の外野手としてドジャースにとって魅力的な選手。昨季は左の代打が不足していた」と付け加えた。
 今季のヌートバーは、135試合に出場、打率.234、13本塁打、48打点、OPS.686だった。
 さらに同メディアは「タッカーやベリンジャーといった大物のFA選手が、まだ市場に残っている状況では、ヌートバーがドジャースで“毎日スタメン出場できる選手になれる”という考えに懐疑的なドジャースファンもいるかもしれない。しかし、それに対する反論がある」として、トレード獲得候補に浮上した3つの理由を並べた。
「2025年は、健康な限り“毎日出場したレギュラー”だった」
「カージナルスは予想以上に多くの勝利を挙げ、プレーオフ争いに絡んだ」
「ドジャース打線に入れば、より打ちやすい球が増え、成績が向上する可能性が高い。周囲が殿堂入り級の選手ばかりだからだ」
 同メディアは「28歳と若く、MLBでのキャリアも、まだ5年と浅いため、ここからさらにキャリアハイのシーズンを迎える可能性も十分にある。ヌートバーは、かなり“ドジャース向き”の隠れた絶好の補強となる可能性があるのだ」とまで記した。

 

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