「なぜ尾藤(元箕島高監督)が殿堂入りできなかったんだ。過去の体罰指導が問題になったのなら言語道断」球界重鎮が野球殿堂の特別表彰「該当者なし」にまたまた苦言!
エキスパート表彰では、投票権のある広岡氏は、「委員会方式の投票で決めている特別表彰こそ該当者なしとなるのはおかしい。アマ野球に功績のある人を選ぶべきだ」と、15年ぶりに該当者なしとなったことに苦言を呈した。
広岡氏はプレーヤー表彰、エキスパート表彰については「殿堂の権威、格式を守らねばならない。誰でも彼でも選ぶべきではない」という意見。
今回殿堂入りした栗山氏に関しては「入れなかった。彼の殿堂入りは評価できない」と投票しなかったことを明かしていた。
だが、アマチュア野球界などの発展に寄与した人物を称える特別表彰に関しては「途切れさせちゃいかん」との考えを持つ。
14人の委員のメンバーで元プロ野球選手は、殿堂入りしている通算284勝のサブマリン山田久志氏だけ。アマチュア野球界からは、バルセロナ五輪日本代表監督で法政黄金期を作り殿堂入りしている山中正竹氏、同五輪で主将を務めた高見泰範氏、日本学生野球連盟事務局の内藤雅之氏、元高野連会長の北村雅敏氏 、元社会人日本代表監督の石井章夫氏らが名を連ねているが、今回は、アマチュア野球界の候補者の中では、箕島高監督として甲子園で春3度、夏1度優勝している“名将”尾藤氏の5票が最高得票だった。
広岡氏は「なぜ高校野球であれだけの功績を残した尾藤が選ばれなかったのか」と疑問を抱く。
「委員会でどんな議論が交わされたか知らないが、もし尾藤が過去の指導の際に体罰をしていたことが選ばれなかった理由であれば、言語道断だ。彼はその後、改心して指導スタイルを変えて尾藤スマイルが有名になったし、甲子園塾というものの塾長を務めて、若い監督、コーチに暴力なき指導の重要さを教えたというではないか。誰でも間違いはある。間違いを犯したその後が大切でそのことを尾藤は自らの生き様で示した。去年は、広陵の問題があったので高校野球界から指導者を選ぶことに戸惑いでもあったのか。内情はよくわからないが、世間の目を気にしていてどうするのか」

