心配なのは“お騒がせ男”の場外トラブル?!「減量失敗しても興行だけはなんとか…」2.21米ラスベガスでWBA世界スーパーライト級王座に挑む平岡アンディが抱く不安とは?
プロボクシングWBA世界スーパーライト級1位の平岡アンディ(29、大橋)が2月21日(日本時間22日)に米ラスベガスのT-モバイル・アリーナでWBA世界同級王者のゲイリー・アントアン・ラッセル(29、米国)に世界初挑戦することが22日、都内で発表された。 スーパーライト級で日本人が世界王座を奪えば1992年にメキシコで王座を獲得した平仲明信氏以来34年ぶり4人目の快挙となるが、平岡にはある心配事のトラウマが…。
タイトルを奪えば34年ぶり4人目の快挙
異例の2度目の世界戦発表となった。
「延期となってしまったが、もう一度、しっかりと準備する時間もあった。マイアミより近くなったし、もともとラスベガスで世界戦をやるのが夢だった。やっと実現する。ワクワクする。いい緊張感でトレーニングができている」
当初は昨年11月14日(同15日)に米マイアミでラッセルに挑戦する予定で9月26日に会見を開いた。だが、メインでユーチューバー格闘家のジェイク・ポール(米国)とエキシビションで対戦予定だったWBA世界ライト級王者のガーボンタ・デービス(米国)が元恋人からDV被害で訴訟され、試合が中止となったため平岡の試合も流れた。ポールは日程を延期して元ヘビー級の3団体統一王者のアンソニー・ジョシュア(英国)と対戦したが、そのアンダーカードに平岡の世界戦は組まれず、宙に浮いていた。
しかし、平岡は「メインがお遊びの試合なのでなんかあるかもしれない」との予感があったと言い「WBAの指名挑戦権は獲得していたので流れることはないかなと思っていた」と精神的な動揺はなかったという。
平岡は2024年9月に東京・有明アリーナでWBA世界同級挑戦者決定戦を闘い、WBA世界同級暫定王者だったイスマエル・バロッソ(ベネズエラ)に9回TKO勝ちし、王者への挑戦権を獲得していた。
中止が決まると練習ペースを落として一旦気持ちをリフレッシュした。「海外の試合なので早く体重を落とし過ぎていた」という失敗もあったので、延期はプラスになった。さらにこれまでは「考えすぎて眠れなくなる」とラッセルの映像をあまり見ていなかったが、今回は時間ができたことで、再チェックの機会を何度も作った。
「ただ前に出てくるだけじゃなく上手な選手。より噛み合うなと思った。イマジネーションをしていたら、緊張感があり汗がドロドロ出る集中力を使う試合になるなと。前のバロッソ戦より、エキサイティングでもっと頭を使う試合になる」
そうイメージが固まったという。
18勝(17KO)1敗と高いKO率を誇るサウスポーのラッセルは、これが初防衛戦となるが一流の王者だ。1敗は2024年6月にラスベガスでWBC世界同級暫定王者決定で9位のアルベルト・プエジョ(ドミニカ共和国)と対戦し僅差の1-2判定で敗れたもの。平岡も「好戦的なファイター」と警戒するが、ジャブにスピードがあり、とにかく前へプレスをかけてきて手数が多くフックや左ストレートに一発KOの威力を秘める。
平岡は勝利のポイントを「12ラウンド動き続けること」としている。
平岡の方が身長で4センチ高く、リーチも長い。そして自慢のステップワーク。一方のラッセルの体格は小さい。平岡がさばきながらポイントアウトしていくのが理想的な展開で、しかも、ラスベガスのジャッジは、ただ前に出てくるタイプより、確実にさばいてポイントアウトしていくボクサーを支持する傾向にある。
いわゆる「ラスベガス判定」だ。マイアミから聖地のT-モバイルアリーナに会場が移ったのは追い風となる。
平岡自身は「そんな傾向があるんですか?知らなかった」としたものの「でもそれはプラスになると思う。驚かせたいですね」と目を見開いた。
だが、一つだけ懸念材料がある。

