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3.1キロの体重超過を犯して王座を剥奪されたフランコ(左)の計量を見守る井岡とサラストレーナー(写真・山口裕朗)
3.1キロの体重超過を犯して王座を剥奪されたフランコ(左)の計量を見守る井岡とサラストレーナー(写真・山口裕朗)

「なめてんのか!」約3キロ体重超過で王座剥奪フランコの「ドーピング騒動のせい」の醜い責任転嫁にプロ失格の声…大麻検出問題を逃げずに語った井岡一翔は「正義が勝つ」

 プロボクシングの元4階級制覇王者の井岡一翔(34、志成)がWBA世界スーパーフライ級王者のジョシュア・フランコ(28、米国)に挑戦するダイレクトリマッチ(24日・大田区総合体育館)の前日計量が23日、都内のホテルで行われ、王者のフランコがリミットの52.1キロよりも3.1キロ超過の55.2キロでクリアできず、2時間の猶予後の再計量でもわずか200グラムしか落とせず王座が剥奪される事態になった。当日午前10時の計量で58.9キロ以内であることを条件に試合は行われ、井岡が勝てば新王者となる。JBCは2日前に昨年大晦日のフランコ戦での井岡のドーピング検査で大麻成分が検出されたことと、世界アンチドーピング機構(WADA)の基準値を越えない微量の検出だったため試合は予定通りに行われることを発表した。フランコは、その発表で精神的に動揺して体重を作れなかったと示唆する醜い責任転嫁をして関係者の間からは「プロ失格」の非難の声が飛び交い、“逆風”だった井岡の“応援ムード”が高まっている。

 来日以降、練習に一度も現れず

 

 え?何かの間違い? 計量会場が一瞬、異様な静けさに包まれた。
 アナウンスされたフランコの1回目の体重が55.2キロ。なんとスーパーフライ級のリミットから3.1キロもオーバーする大失態を犯したのだ。
 JBCの安河内剛・本部事務局長が「これだけのオーバーはちょっと記憶にない」とあきれた。
 再計量には2時間の猶予が与えられた。通常ならば、記者会見をパスして、すぐに再計量に向けての減量にとりかかるものだが、トレーナーのガルシア氏も、フランコも、そのまま壇上でグローブチェックを行い、まるで計量をパスしたかのように前日会見を行った。再計量放棄である。
――もう落とす気がないのか?と質問すると、ガルシアトレーナーは「2時間でどこまで落とせるか厳しいものがあると思っているが、最大限、頑張って減らしたい。今週、非常にタフな状況に置かれたが真摯に取り組んできたんだ」と釈明した。
 2時間の猶予の12分前に計量会場に現れたフランコは、わずか200グラムしか落とせていなかった。2.9キロオーバー。関係者は「直前までですべてやりきって、もう落とせる水分もなかったのでしょう。2時間は何もしていない数字」と、怒りをにじませていた。
 公開練習では。軽くシャドーだけを披露して、リミットまで残り180グラムと公言していたが、それも嘘だった。
 志成ジム関係者によると、ジムを空けてフランコの練習時間を確保していたが、練習には一度も現れず「何かあったのか」と心配する声が出ていたという。「体調不良で落とせなかったのだろう。風邪か何かで熱発していたのかもしれない。そうでもなければ再計量で落とす努力をするはず」と推測する関係者もいた。体重調整に失敗した理由について「今は事を荒げたり細かい話はしたくない」と、多くを語らなかったガルシアトレーナーは、「最後にひとつ付け加えたい」と、とんでもないことを言い出した。
「2日前の(井岡のドーピング問題の)発表で本人も試合が開催されないんじゃないかという気持ちになって精神的に厳しい状態に追い込まれた。このままアメリカに帰らねばならないのではないか、と」
 酷い責任転嫁だ。JBCは、2日前に昨年の大晦日のフランコ戦での井岡のドーピング検査で大麻成分が検出されたことを発表した。ただWADAが定める基準値を越えなかったため、ドーピング違反とはせず、今回の試合の実施を認めることも発表した。志成ジムサイドもフランコ陣営に、それらの経緯と試合が実施されることを伝えており、フランコが、そのニュースに精神的ショックを受けて、減量ができなくなったという言い訳とは矛盾している。

 

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