井上尚弥も“りくりゅう”ら日本勢メダルラッシュに「自分もやってやろうという気持ちに」と刺激…5月東京ドームで戦う中谷潤人は小林陵侑の途中打ち切りに「自然との勝負も」と同情寄せる
一方の中谷は井上の挨拶を「そのように準備を進めている。ベストな選手なのでベストな状態にしなければならない。前戦からたくさん反省点が見つかった。そこに向き合っている時間がある。それをしっかり発揮したい」と受け止めた。
「ちょうど1年前に約束をしてこの舞台がある。あとはやるだけ」
そして「キャリアの中でのビッグマッチでもある。楽しみ」とも話した。
井上はサウジでの苦戦を「むしろ逆に成長させてしまった」と受け取ったが、中谷自身も、あの試合で「より深くボクシングを知れて感じて成長できた」との手応えがある。
「自分自身と向かい合う時間が多くなり、ベストにもっていくこと(など)するべきことが成長する時間。楽しんでやっていきたい」
「楽しむ」とは自信なのか、それとも不安を打ち消すための作業なのか。
「これから作りあげていく部分がたくさんある。チームと合流して戦略がさらに高まる。動ける体を作っていく上でより自信は増していく」
中谷は大口を叩かなかった。
中谷もミラノ・コルティナ五輪を「見ている」という。
北京五輪のノーマルヒル金メダリストで、日本のエース、小林と親交がある。その小林はスキージャンプの新種目である男子2人の団体戦「スーパーチーム」に出場したものの、3回目のジャンプを飛ぶ直前に、大雪となりまさかの途中打ち切りとなった。二階堂蓮の大ジャンプで暫定2位に浮上。メダルの可能性もあったが、2回目終了時点の順位でメダルが確定し、日本は6位となった。すぐに天候が回復しただけに小林は「5分待てばできた。その判断がなぜできなかったかわからない。悔しい」と怒りをぶつけた。
中谷は同情を寄せた。
「2回目のスコアだけって…自然との勝負もあると思うので難しい。僕は自然との勝負じゃないので別ですけど違う要素があって難しいなと感じた」
正式発表を前に日本ボクシング史に刻まれるスーパーファイトが静かにゴングを鳴らした。

