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大晦日の「RIZIN.45」でMMAルールで対戦する平本蓮とYA-MANが時間差で公式インタビューに対応した
大晦日の「RIZIN.45」でMMAルールで対戦する平本蓮とYA-MANが時間差で公式インタビューに対応した

平本蓮「病院送りにする」YA-MAN「口では強気だが試合は弱気でつまんねえ」…「RIZIN.45」注目カードが早くも過激な前哨戦

 大晦日の総合格闘技イベント「RIZIN.45」(さいたまスーパーアリーナ)に出場する全34選手が29日、都内のホテルでメディアに対応し、注目カードに臨むYA-MAN(27、TARGET SHIBUYA)と平本蓮(25、剛毅會)も出席した。SNS上や記者会見でお互いを罵倒してきた犬猿の2人は、時間差で登場したこの日も再びヒートアップ。YA-MANが「早くボコボコにしたい」と対戦を待ちきれない心境を明かせば、平本も「俺がアイツを入院させる」と圧勝を宣言した。

 「早く平本をボコボコにしたい」

 

 大晦日のゴングが待ちきれない。
 先に取材に応じたYA-MANは「これはトラッシュトークじゃない」と断りを入れた上で、平本へ抱く憎悪の念を言葉に変え始めた。
「早く試合がしたい。早く平本をボコボコにしたい。心の底からボコボコにしたい」
 父親が違法薬物で服役していた影響で、母子家庭で育ったYA-MANは少年時代に深刻な貧困を経験したと明かしている。それでも、平本に対して抱く敵意は、いまでも憎いと公言する、その父親を上回るレベルに達しているという。
「自分に対する誹謗中傷や悪口は何も思わない。でも、自分の周りの人を傷つけること、特に自分が一番世話になった人を侮辱したことは絶対に許せない」
 2人の因縁は、YA-MANが朝倉未来(31、JAPAN TOP TEAM)を77秒で衝撃TKOした11月19日の「FIGHT CLUB」を境に生まれた。しかし、朝倉戦へ向けた記者会見をこき下ろし、判定決着なしのルールを「台本通り」と揶揄した平本への私怨はもう忘れた。ただ、魔裟斗や武田幸三らの先駆者をも罵倒した平本には堪忍袋の緒が切れた。
「あいつは面と向かっては、ビビって何も言えないんじゃないですかね。陰キャ(陰気なキャラクター)だし、なのにSNSでは強いネトヤン(ネットヤンキー)ですよね。口では強気になるけど、試合では弱気になる。つまんねえ試合ばかりしている」
 X(旧ツイッター)で40万人近いフォロワーを持ち、SNS上で大きな影響力を持つ平本を全面的に否定したYA-MANは、さらに試合展開にも言及した。
「今回は自分の感情に任せます。そんなに冷静にいられないと思うし、冷静にいこうとも思っていない。自分の感情の赴くままに試合をしたい、という感じですね。向こうがスタンド一辺倒で来たら、打ち合いになるんじゃないですかね。逆に向こうがテイクダウンを取りにきたら、こっちとしたらすごくラッキーという感じですね」
 実は秘策も用意している。
平本戦へ向けた練習メニューに柔術を取り入れた。寝技か絞め技か、あるいは関節技か。詳細は語らなかったYA-MANは、柔術に関してこう語っている。
「チャンスがあれば、そこは決めにいきたい。平本にタップさせるのは最高ですよね。自分のようなストライカーが決めたら、めちゃくちゃ盛り上がるじゃないですか」
 約3時間後に取材に応じた平本も「圧勝します」と宣言した。
「俺はこういうときにめちゃ強いので。触れる距離になったらアイツも強いのかなと思うけど、それでも俺以下のレベルなので。どんな展開になってもアイツは勝てない、という試合を見せます。前回は塩試合と言われたので、今回はエキサイティングで面白い試合をします。いまはアイツをぶっ飛ばして、何がなんでも勝つことだけを考えている」

 

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