なぜ阪神は巨人ドラフト1位の竹丸和幸を攻略できなかったのか…「サトテルの”WBC後遺症”」「後手を踏んだ配球への対応」「村上のバントミス」
4回にチャンスはあった。中野が四球を選び、森下がレフト線へのヒットでつなぎ、無死一、三塁とした。だが、4番の佐藤がチェンジアップに手を出して三振。大山はフルカウントからセンターへ犠飛を決めるも「6番・レフト」でスタメン抜擢された中川はショートゴロに倒れ追いつくことができなかった。
竹丸は「周りの選手たちに”思い切って1点はしょうがないから頑張れ”と言われたので、何とか最少失点で切り抜けることができたんでよかったです」とこのシーンを振り返っている。
近本、佐藤のキーマン2人はノーヒット。
大勢、マルティネスを欠く巨人は7回に船迫、8回に日ハムを自由契約になっていた北浦、そして9回には”シュートの使い手”田中瑛をマウンドに送ってきた。その2点を追う9回に先頭の森下が猛打賞となるショートへの内野安打で出塁するも佐藤はショート併殺打に倒れた。
前出の評論家は「WBCの出場選手が開幕からしばらく調子を取り戻せないという”WBC後遺症”の問題は、毎回、現場を苦しめる。疲労と国際試合とNPBの野球のギャップに関する調整の問題だ。そういう意味で森下は例外なのかもしれないが、佐藤の状態はよくない。おそらく自分でもそれがわかっているのだろう。9回は、同点本塁打を狙っていい場面だったが、変につなごうとしてバットを振っていなかった」と分析した。
また春先に調子をつかめないケースの多い近本に関しては、1回に見送ればボールだったかもしれない高めのストレートを打ちにいき、センターフライに倒れた第1打席が、リズムを崩す原因になったと見ている。
「初球を狙うことは悪くはない。ただボール臭いコースに手を出したことで、その後の打席に狂いが生まれたのではないか」
5回には坂本の四球から村上が今度はバントをしっかりと決めて二死二塁の反撃機を作るも近本は一塁ゴロに終わっている。
今日28日の巨人の先発は昨季楽天で9試合に先発して防御率2.22、5勝1敗の安定した成績を残したパワーピッチャーのハワード。阪神のオーダーは中川のところが左打者に変わるのだろうが、近本、佐藤がいつ目覚めるかが、ポイントになるだろう。

