「自分で大丈夫かなと…」井上尚弥の”仮想”中谷潤人役を担った異色ビジュアル系「ザ・ドリーム」”ジュノンボーイボクサー”片岡叶夢が大橋ジム入門&プロ転向…「夢と希望を与えたい」
ルックスだけではない。
その実力は折り紙付きだ。
4歳でキックボクシングを始め、小3で兄の雷斗の影響を受けてボクシングに転向した。兄と同じく千葉の”名門”習志野高へ進み、1年の国体でフライ級優勝、3年になってバンタム級でインターハイ、国体を制した。2023年にはアジア・ユース&ジュニア選手権の52キロ級で銅メダルを獲得している。アマ戦績は54勝5敗。五輪を目指して大学へ進まずプロ転向を決めたのは、憧れの井上尚弥の影響だ。
「自分は小さいときから、アマチュアとオリンピックとかではなく、ボクシングを始めたときから、やっぱりプロで世界チャンになりたいというのがあったので」
高校時代から片岡兄弟を見てきた大橋会長はこう紹介した。
「この長身でアウトボクシングができてテクニックもあるが一番はパンチ力。やはりプロはそこ一番大事。このパンチ力を生かして、これだけいい男ですから、これで派手な試合をしたら凄い人気になる。やっぱりボクシングは人気があってなんぼの世界」
実はすでに5月2日の東京ドームでの中谷潤人とのスーパーマッチを控える井上尚弥と、2、3度、マスボクシングで拳を交えた。
高身長でサウスポー。仮想中谷として相手を務めたのだ。パンチを当てないマスボクシングだが、仮想になりえるほどの実力があるという証拠だろう。
「身長や体重は近いけれど自分で大丈夫かなと」
片岡はただ恐縮していたが、”生モンスター”を肌で知って得るものが大きかった。
「体験したことのない感覚。全部が凄かった。スピードに反応できなかった。僕の方が身長もリーチもあるのに、気がついたら目の前にパンチがあった」
井上の試合で印象に残っているのは、2014年に11度ベルトを防衛していたWBO世界ス―パ―フライ級王者のオマール・ナルバエス(アルゼンチン)を2ラウンドにボディショットで沈めた試合。「何度も映像を見ている」という。自らが狙う階級ということもあるのだろう。
この日の会見の第1部に登場、5月2日の東京ドームのセミファイナルで再起戦に挑む元WBO世界バンタム級王者の武居由樹とは、ガチでスパーリングをした。被弾をして鼻血を出したそうだが、鈴木トレーナー曰く「内容は良かった」という。
「パンチはありますね。拳が固い。重いというよりも効くパンチ。5、6ラウンドできるスタミナもあるし、すでに日本ランカーレベルの力があると思う。もらわないボクシングを身につけてさせていきたい」

