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日本&WBOアジアをかけて“替え玉事件”渦中のナイジェリア人と対戦する松本圭佑(左)とWBOアジアSライト王座決定戦に挑む井上浩樹(右)
日本&WBOアジアをかけて“替え玉事件”渦中のナイジェリア人と対戦する松本圭佑(左)とWBOアジアSライト王座決定戦に挑む井上浩樹(右)

“替え玉ボクサー事件”の不安とショック広がる…“渦中”オイコラとの日本&WBOアジア戦決定の“ミラモン”松本圭佑「本当にビックリしました」

 プロボクシングの「Lemino BOXINGフェニックスバトル103」(8月30日・後楽園ホール)の記者会見が27日、横浜の大橋ジムで行われた。メインは日本フェザー級王者の松本圭佑(23、大橋)が“替え玉事件”で渦中のボクサーとなった同級1位のリドワン・オイコラ(26、平仲BS)と対戦するWBOアジアパシフィックフェザー級王座決定戦&日本同級王座防衛戦の2冠戦で、セミファイナルが、元バンタム級4団体統一王者の井上尚弥(30、同)のいとこである井上浩樹(31、同)がハイバード・アブドゥラスル・イスモリロフ(26、ウズベキスタン)と争うWBOアジアパシフィックスーパーライト級王座決定戦。“替え玉事件”の不安とショックが広がる中で大橋秀行会長(58)は、JBCにオイコラとの試合開催に支障がないことを確認した。

 大橋会長「問題なく開催の方向」

 

「本当にびっくりしました。映像がネットに上がっていないんで見れていないんですけど、どんな試合だったんですか?」
 フジ系列のテレビ番組で度々取り上げられてきた“ミライモンスター”松本は、日本タイトルの防衛とWBOアジアのベルトがかかる対戦相手のオイコラが、前戦で“替え玉ボクサー”と戦っていたと知って、驚きとショックを隠さなかった。
 松本は4月28日の日本フェザー級王座決定戦で同級1位の元王者、佐川遼(29、三迫)に3-0判定で勝利し、専属トレーナーである父の好二(53)との史上初となる同階級での親子2代王者となった。その試合直後にオイコラが、リングに上がり「オレと戦え!」と暴れた。親子で無視したが、指名試合として戦うことが確実視されていた。
 そのオイコラが5月14日に北海道・札幌で戦った“前哨戦”がボクシング界を揺るがす“替え玉ボクサー”との8回戦だった。当初は、10戦4勝(2KO)5敗1分けのキャリアがあるサミュエル・モセス(37、ナイジェリア)と対戦予定だったが、別人とすり替わっており、その“替え玉”は、オイコラがガードの上から放った右フック一発で倒れ、立ち上がった後も戦意を示さずに1回1分55秒オイコラのKO勝ちとなった。

 松本も、父の好二トレーナーも、その試合を視察には訪れていなかった。その興行では、タレント、実業家、格闘家の顔を持つボビー・オロゴン氏の息子と、ミドル級4回戦で戦ったカジーム・ラワル(34、ナイジェリア)も、本人ではなく別人だったことが発覚。30日のJBCの実行委員会を経て、プロモーターで主催者の平仲信明会長と、仲介人に依頼したとはいえマッチメイクにかかわったマネジャーのボビー・オロゴン氏にライセンスの停止などの処分が下される方向で「本当に試合ができるかどうか」の不安とショックが大橋陣営に広がった。

 大橋会長は、すぐさまJBCと連絡を取り、このタイトル戦の開催に支障がないことを確認した。
「今のところ問題がないということなので予定通り開催する方向で運びます。今後、何か指示があれば従います」
 オイコラが、もし対戦相手を“替え玉”と知って戦っていたのであれば、ライセンス停止処分の対象となる。

 だが、平仲会長も、もちろんオイコラもリングで拳を交えるまでは“替え玉”とは気がつかなかったという。
「実は、予備計量で300グラムオーバーしていたので、ロープを飛び、シャドーをして体重を落とさせた。その動きとシャドーを見る限り、別人とはわからなかった。オイコラも計量でモセスだと思ってやりあったし、事前の映像を見るとパンチがあって、怖いボクサーだったので試合直前までオイコラの目の色も変わっていた」と平仲会長は説明した。
 現在、オイコラは、ナイジェリアに帰国中。平仲会長は「タイトル戦までには必ず来日させるので問題はありません」と強調したが、オイコラを母国から連れてきた仕掛け人のボビー・オロゴン氏がライセンス停止処分となれば、オイコラになんらかの影響を与える可能性も考えられる。そのボビー・オロゴン氏も海外渡航中で連絡が途切れているという。

 

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