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大変身の那須川天心がメキシコのレジェンドに挑む
大変身の那須川天心がメキシコのレジェンドに挑む

那須川天心に異変あり?!「もう迷いはない」4.11両国で”レジェンド”エストラーダに勝つ”秘策”「10センチの爆弾」の正体とは?

「1人になって寂しい時もあったし、それが怒りに変わったりもした。それがあったから強くなったと今は思えている」
 さらにその勇気や戦う気持ちの部分は、今回週に1度のペースで通った父の弘幸さんが主宰のキックのジム「TEPPEN GM」で磨いた。
「受けるとペースは相手にいく。足を使う展開になっても攻め続けよ」が父の教えだ。
 今回は、昨年9月に武居由樹(大橋)からベルトを奪ったWBO世界バンタム級王者のクリスチャン・メディナ(メキシコ)ともスパーリングをした。
 葛西氏は「圧倒していた」という。
「調子がいい時のコンビネーションや避け方は、日本人じゃないみたいな動き方をする。変幻自在で打たせない。漫画やアニメのようなボクシングができる。ディフェンスの後の攻めでとてつもない攻撃をする」
 それが天心のポテンシャルである。
 ただエストラーダは、元4階級制覇のローマン・ゴンサレス(ニカラグア)と”3番勝負”を戦い2勝1敗と勝ち越しているメキシコのレジェンドである。経験値でいえば、拓真以上だ。
「エストラーダはなんでもできる。一筋縄ではいかない。いろんなパターンを出していかないと勝てない相手。自分の気持ち、持っているものをすべてぶつけてKOしたい」
 天心もリスペクトは怠らない。
 ただ2024年に現3団体統一王者のジェシー“バム”ロドリゲス(米国)に7回KO負け。その後、バンタム級に転向して1試合だけ戦ったが、調整試合で判定に終わるなど、試合間隔が空いていて、どこまでコンディションを維持できているかわからない。初の日本のリング。時差もある。蓋を開けるまで予想は難しいが、チャンスは十分にある。
 天心には覚悟がある。
「強くなっていると思うし負けを美化されるのもあまり好きじゃない。負けは負け。それをどう切り離すことはできない。負けは経験にはなるが、絶対もう負けたくない。でも客観的には本当にぎりぎりの状況にいる。いろいろ言う人はいるかもしれないが、”黙れよ”という感覚。ギリギリの状態の方が強い。そういう時の方が力を発揮できる。”やってやるよ”という気持ちが芽生えてきた。自分の持っている以上のものをしっかりとぶつけて、一人の男になろうと思っている」
 会見で天心は、5月2日に東京ドームで元4階級制覇王者、井岡一翔(志成)を相手に防衛戦を行う井上拓真の話を出さなかった。
 最強のメキシカンを倒せねばリベンジは語れない。
 危機感を抱き”変わった”天心への期待感が増す。

(文責・本郷陽一/RONSPO、スポーツタイムズ通信社)

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