レッドブル代表がリザーブ角田裕毅を「素晴らしい仕事をしている」「再チャンスを願う」と称賛もハジャーの健闘を受けて海外メディアは「復帰はほぼ不可能」との厳しい見解
F1レッドブルのローラン・メキース代表(48、フランス)がF1公式ポッドキャスト『Beyond The Grid』に出演し、今季からリザーブ兼テストドライバーを務める角田裕毅(25)を「素晴らしい仕事をしている」と称賛した。昨季限りで失ったレギュラーシートに対しても「またチャンスが訪れることを願っている」と言及したが、角田に代わったアイザック・ハジャー(21、フランス)が及第点の結果を残している状況に海外メディアは「レッドブルでの復帰は難しい」とする見解を示している。
「マシンについて深い経験を持つ人間が裏方として助けてくれている」
3戦を終えた今季のF1で表彰台はゼロ。コンストラクターズタイトル争いでも6位と苦しむレッドブルのメキース代表が、F1公式ポッドキャスト『Beyond The Grid』に出演。リザーブ兼テストドライバーを務める角田を称賛した。
「裕毅はリザーブドライバーだけでなく、シミュレータードライバーとしても素晴らしい仕事をしている。マシンについて最新かつ深い経験を持つ人間が、裏方として我々を助けてくれるのは本当に素晴らしいことだと思っている」
角田は昨季第3戦の日本GP直前に、不振に陥っていたリアム・ローソン(ニュージーランド)と入れ替わる形で、姉妹チームのレーシングブルズから緊急昇格。しかし、最終第24戦のアブダビGPまで期待された走りを見せられなかった。
入賞は7回で、最高位は第17戦のアゼルバイジャンGPの6位。第8戦のモナコGPから7戦連続で公式予選3回目(Q3)に進めずに敗退するなど、扱いが難しいとされた昨季のマシン、RB21に最後まで適応できなかった。
レッドブルで獲得したポイントは30に留まり、ローソンがレーシングブルズで獲得した38ポイントを下回った。5連覇を逃したものの、それでも421ポイントを獲得したエースドライバーのマックス・フェルスタッペン(オランダ)との差があまりに大きく、シーズン中盤から更迭論が飛び交う事態も生じた。
そして最終戦アブダビGPの直前に、レッドブルは角田のリザーブ兼テストドライバーへの降格を決定。レーシングブルズでセンセーショナルな走りを見せたルーキー、ハジャーを昇格させる今季の陣容を決めた。
メキース代表は、前出の『Beyond The Grid』で、F1復帰を目指す角田に次のように言及した。
「もちろん私たちは裕毅に早く次のチャンスが訪れて欲しいと願っている。なぜならばレーシングドライバーはレースをする運命にあるからだ。レッドブルのセカンドドライバーを務めた昨季のパフォーマンスに関して、周囲から望まれたレベルではなかったと裕毅自身が自覚していて、それを活かして日々改善しようと努力する姿も見せている。裕毅はそれまでにかなりのスピードを見せてきたと言っていいし、その意味でも再びチャンスが訪れることを強く願っている」

