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中日の高橋宏斗が阪神の高橋遥人との注目の"高橋対決”に屈す(資料写真)
中日の高橋宏斗が阪神の高橋遥人との注目の"高橋対決”に屈す(資料写真)

「恥ずべき配球」中日の高橋宏斗が3者連続「初球、初球、初球」被安打で注目の”高橋対決”に屈する…完封した高橋遥人のファウル6球で粘った”執念の11球”が分岐点

 中日が12日、バンテリンドームで阪神の高橋遥人(30)に123球の完封を許して同一カード3連敗を喫した。エースの高橋宏斗(23)を先発に立てて連敗ストップに挑んだが5回に4安打を集中されて3失点して競り負けた。なぜ中日は昨季13勝12敗と勝ち越した阪神に歯が立たなかったのか。なお中日はブルペン強化のため金銭トレードで日本ハムから杉浦稔大(34)の獲得を発表した。

 中野、森下、佐藤の3連打はいずれも初球

 注目の“高橋対決”は”虎の高橋”に軍配があがった。
 今季3試合の登板で2度目の5安打10奪三振完封。
「あまり相手のピッチャーを意識していないのでいつも通り投げられました」
 敵地でフィールドインタビューを受けた高橋遥人の第1声だった。
 低めへの丁寧な投球が光った。
 立ち上がりに先頭の福永に投手強襲ヒットを浴び、一死二塁のピンチを背負ったが、サノー、細川を連続三振。いずれも低めのボールゾーンのツーシームに手を出させた。0-0で迎えた4回にも一死一、二塁とされたが、売り出し中のドラフト6位ルーキーの花田を高めの釣り球で一塁ファウルフライ。村松には低めのカットボールをジャストミートされるも、一塁の守備範囲だった。
 一方の”竜の高橋”は5回につかまった。先頭の前川にライト前ヒットを許して、続く8番の伏見に進塁打さえ許さず見逃しの三振に仕留めたものの高橋に送りバントを決められて一死二塁。近本を四球で歩かせ、中野、森下に連打を浴びて3失点。得点にはつながらなかったが佐藤にまでレフトフェンス直撃の二塁打を許す悪夢の3連打。
 しかも、この三者にはいずれも初球を打たれた。中野には高めに浮いたカットボール。森下、佐藤にはストレートを弾き返された。
 丁寧さという点で高橋遥人とは対照的だった。
 中日スポーツなどスポーツ各紙の報道によると、井上監督は、「すべて初球、初球、初球。もう少し慎重に。ボールから入れと言ってるわけではないがそれがちょっとね」と配球の問題を指摘したという。
 現役時代にタイトル獲得経験のある評論家の一人も、3球連続初球被安打を「恥ずべき配球」と批判した。
「ストライクゾーンで勝負することは悪くない。ボールから入る必要はないのだが、この日の高橋宏斗はボールが高く、ストレートで押し込んでいけるボールがなかった。ストレートを投じた森下のセンター前は、打ち取ってはいるがコースヒット。右手で押し込まれたのは球速は出ていてもボールに力がなかったから。捕手も高橋も自分の調子を考慮せず初球から不用意にストレートで入ったことが問題たったと思う」
 ここで3連打を浴びる布石が3回の高橋遥人の打席にあったという。
 一死二塁で高橋宏斗は、投手の高橋遥人に対して、2球で追い込んでから、6球もファウルで粘られ、11球を要してショートライナーに打ち取っている。
「6球のファウルはストレートが3球でスプリットが3球。仕留めきれずに、ファウルにされた時点で、いかに、この日の高橋のボールがベストではなかったかを示している。5回で球数は、まだ70球程度だったが、私がテレビ解説をしていれば、この11球が、5回の集中打に影響を与えた分岐点だったと解説するかもしれない」

 

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