• HOME
  • 記事
  • 野球
  • 「こんな試合を落としていたら勝つゲームがなくなる」広島が小園のミスにストッパー崩壊で9回に3点差を守れず阪神に悪夢の逆転負け…雨天の”5時間ゲーム”で昨季から連敗が「8」に伸びる
広島の新井監督も小園のミスを問題視した(資料写真・黒田史夫)
広島の新井監督も小園のミスを問題視した(資料写真・黒田史夫)

「こんな試合を落としていたら勝つゲームがなくなる」広島が小園のミスにストッパー崩壊で9回に3点差を守れず阪神に悪夢の逆転負け…雨天の”5時間ゲーム”で昨季から連敗が「8」に伸びる

 広島が4日、本拠地マツダスタジアムでの阪神戦で9回に3点のリードを守れず延長10回にもつれこんだ末に5-7で大逆転負けを喫した。雨で試合開始が1時間遅れ、途中1時間1分の中断もあった波乱のゲームを落とした原因とは?

 中野が空振り…ゲームセットと思われたが…

 雨で試合開始が1時間遅れた。
 5回の阪神の攻撃が終わった時点で雨が激しくなり1時間1分の中断。広島は3-2でリードしていた。審判団が中止を判断してくれれば、広島が雨天コールド勝利を手にするところだったが再開となった。7回に代打の秋山、8回に4番の佐々木に待望の一発が飛び出て、リードを3点差に広げた。だが、ナイター照明が灯り、夜の7時を超えた時間帯に悪夢が待っていた。
 新井監督は9回に守護神の森浦をマウンドに送った。先頭の木浪にレフト前ヒットを許す。続く坂本は、ボテボテの三塁前へのゴロ。新井監督は、万全の逃げ切り体制を整えるため、この回から、二塁に菊池、勝田を二塁から遊撃、小園を遊撃から三塁へ移動させていた。その小園が前進してきて二塁へジャンピングスローを試みるも、送球が大きくそれた。各社の報道によると、試合後、新井監督は「3点のリードで(三塁に)入って状況判断、点差…」と、このプレーを問題視した。
 現役時代にタイトル獲得経験のある評論家の一人は、さらにこう解説を加えた。
「3点差。無理して併殺を取りにいく場面ではない。ひとつずつアウトを重ねるべきところでボールファーストでよかった。WBC代表にまで選ばれた選手が状況判断ができずに雑なプレーをした」
 森浦は、その動揺と雨の影響か、続く福島にはデッドボール。支配下登録され、広島シリーズからスタメン抜擢された福島は、ガッツポーズで一塁へ歩き満塁となり、代打伏見の三塁ゴロの間に1点を奪われ、さらに二、三塁の一打同点のピンチを迎えた。
 森浦は、近本を空振りの三振に仕留めるも、続く中野を追い込んでからファウルで粘られた。カウント2-2からの8球目のチェンジアップに中野のバットは空を切った。ゲームセット…と思われたが、バットにかすっていて、この回からマスクをかぶった石原のミットからボールがこぼれた。
 嫌な予感はした。
 まだもう1球ボールを投げられるカウントだったが、森浦はサインに2度クビをふってチェンジアップを選択した。
 低めに投じたそれを中野にうまくバットで拾われた。打球はレフト前へ落ちて二塁から俊足の福島がヘッドで同点ホームへ滑り込んだ。

 

関連記事一覧