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4回二死満塁で大島は代打を送られた(写真・黒田史夫)
4回二死満塁で大島は代打を送られた(写真・黒田史夫)

「あそこで大島に代打を出すならスタメンで使うべきではない」中日の井上監督が4回二死満塁で対右投手打率1割台のカリステを代打に送る疑問采配で阪神に惜敗…ボスラーへの走塁指示ミスも?!

 中日は19日、倉敷での阪神戦に2-4で敗れて2連敗、借金は今季ワーストタイの13に膨らんだ。中日は4回、1点差に追いあげた場面でジェイソン・ボスラー(32)のまずい走塁で同点機を逃し、さらに二死満塁で左打者の大島洋平(40)に代えて対右投手の打率が1割台のオルランド・カリステ(34)を代打に送る疑問采配で逸機。計9残塁の拙攻で敗れた。

 ゴロゴーとタッチアップ自重の2つの判断ミス

 阪神の西はもう青息吐息だった。
 3点を追う4回だ。村松、細川、ボスラーに3連続の死四球で塁が埋まった。石伊のライトを襲う打球に突っ込んできた森下がキャッチできずにスルー。打球が外野フェンスまで転々とする間に2者が生還して1点差に迫った。さらに無死二、三塁のチャンスに高橋周平の打球は、ピッチャーの左へ。西はグラブに当てるも弾き、打球はショートの前まで転がったが、ボスラーはホームを狙っていなかった。
 現役時代にタイトル獲得経験のある評論家の一人は、このボスラーの走塁を問題視した。
「そもそもは石伊のタイムリー二塁打でボスラーがホームに還っていなければならなかったが、スタートが遅れたのだろう。さらにこの場面は、打線が田中、投手の金丸と下がることを考えると、ボスラーにゴロゴーでスタートを切らせておいて良かった。アウトになっても挟まれている間に一死二、三塁とチャンスは続く。ギャンブルスタートでなくとも、スタートさえちゃんと切っていれば、西が打球を弾いた段階でゴーの判断を下せば同点だった。ベンチの指示ミスだ」
 さらに無死満塁で田中がセンターの定位置へライナー性のフライ。だが、ボスラーにはタッチアップを狙わせず自重させた。
「ノーアウトではあったが、センタ―の岡城は、打球がライナーだったため、後ろから走り込めず、一歩下がって捕球していた。クイックスローはしたが、カットマンまでしか送球できないという捕球体勢だった。そこを判断するとタッチアップを狙って良かった、三塁コーチは判断ミスの多かった平田コーチから森越コーチに交代しており、『もう失敗はできない』との心理状態で、森越コーチは勇気のいる判断ができなかったのではないか」
 中日は同点機を逃し、井上監督は、ここまで佐藤に2ランを浴びるなど、3失点の金丸をそのまま打席に立たせて、セカンドゴロ。本塁が封殺され、金丸は懸命に走り、併殺を逃れたが、一番の大島に打順が返ったところで、井上監督はベンチを出て左の大島に代えて、右対右となる代打のカリステをコールした。大島は、ここまでサードフライ、レフトフライと2打席凡退していた。カリステは、西と今季、昨季と対戦はなく、今季のここまでの代打成績は打率.365あるが、対右投手の打率は.108、対左投手の打率は.350と極端に右投手を苦手としていた。
結果はカーブを打ち上げてショートフライに終わった。

 

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