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大谷翔平がアストロズ戦で投じた100マイル(約160.9キロ)のシンカーが大きな話題になっている(写真・AP/アフロ)
大谷翔平がアストロズ戦で投じた100マイル(約160.9キロ)のシンカーが大きな話題になっている(写真・AP/アフロ)

大谷翔平の100マイル(約160.9キロ)新球は「ターボシンカー」…米投球解析の第一人者が予測する次なる”第7の魔球”とは?

 同氏は8月27日の対ブルージェイズ戦でボ・ビシェットからシンカーで空振りを奪った動画を分析。そのシンカーは97マイル(約156キロ)を示していたが「投げる腕の方向にずれながら、かなりの落差を持った本物のシンカーであることがわかるだろう。フォーシームよりも7インチ(約17.8センチ)以上落ち、横に12.5インチ(約31.8センチ)以上動いている」と説明した。

 そして話題の9月3日のアストロズ戦でマコーミックを見逃しの三振に打ち取った100マイル(約160.9キロ)のシンカーの動画を紹介。「重力とともに20インチ(50.8センチ)の大きな落差と21インチ(約53.3センチ)の横の動きがあった」と分析した。

 Codify Baseballによると、この100マイル(約160.9キロ)のシンカーは、「MLBの3年以上にわたる中では、速い球(100マイル)で奪った三振の中で最も水平方向の動きが大きかった」という。 「大谷はシーズン途中にシンカーを加えたのみならず、それを偽りなく注目に値する持ち球にした。このボールは伝説的な球種であることは明らかで、大谷が人間離れした身体能力を持っているだけでなく、彼が望んだ時にいつでも持ち球を変えることができることを証明した」と称えた。

 同氏は「大谷は投球について学習旺盛で、先発は毎回必見だ。試合中に(捕手の)サインを受け取る大谷を見ることでさえ、特別な楽しみになる」とした上で、大谷の次なる第7の魔球をこう予測した。 「大谷が、次にどんなボールを袖の中に隠し持っているのか。もしかしたら90マイル(約144.8キロ)のナックルボールだろうか」

 確かに超遅球のナックルボールを会得すれば、さらに投球の幅は広がり打者にとっては、恐怖の緩急となるだろう。

   投球解析の第一人者は記事を最後にこうまとめた。 「個人的には(もはやどんなボールを投げても)彼に驚かされるようなことはないだろう。野球はビデオゲームのようなもの。大谷は自分の思いのままに新たなスキルを加えていく権限を持っている」

 大谷の次回登板は10日(日本時間11日)のアストロズ戦が予定されている。

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