森保監督が明かしたカタールW杯準備プランとは?(写真:森田直樹/アフロスポーツ)
森保監督が明かしたカタールW杯準備プランとは?(写真:森田直樹/アフロスポーツ)

森保監督はカタールW杯へ向けてどんな準備プランを用意しているのか?

脳裏には自身がコーチとして西野朗監督を支えたロシア大会で、トレーニングパートナーを努めたU-19代表が浮かんでいる。 ロシア大会の雰囲気を経験した若き代表メンバーから、6月シリーズの森保ジャパンにMF久保建英(21、レアル・ソシエダ)とDF伊藤洋輝(23、シュツットガルト)、GK大迫敬介(23、サンフレッチェ広島)が招集され、優勝した先のEAFF E-1選手権代表には大迫とGK谷晃生(21、湘南ベルマーレ)が名前を連ねた。

 バトンを次世代へつなげていく意味でも、今後はパリ五輪世代となるU-21代表の大岩剛監督、U-22兼U-20代表の冨樫剛一監督、そして日本サッカー協会の技術委員会をまじえて話し合っていく。さまざまな準備を進めていくなかで、森保監督はヨーロッパ遠征に先駆けて行うヨーロッパ視察中の行動プランも急ピッチで詰めていく。

「視察中に個人的な面談もできると思うので、彼らの現在の様子を聞きながら、選手の負担にならない程度に代表での考え方も話していきたい。どう会っていくかは決めていないが、移籍した選手は気になるので、タイミングが合えば見にいきたい」

 面談の候補に上がるのはFW三笘薫(25、ブライトン)やFW南野拓実(27、モナコ)、そしてキャプテンのDF吉田麻也(33、シャルケ)ら今夏に移籍した主力たち。今月下旬に日本を発ち、そのまま遠征に移行するスケジュールのなかで、日本協会のヨーロッパオフィスのあるドイツ・デュッセルドルフを拠点にベストの行程を考えていく。 (文責・藤江直人/スポーツライター)

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