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大谷翔平が勝ち越しの33号ソロ。ベンチで出迎えられるがなぜか笑顔はなかった(写真・AP/アフロ)
大谷翔平が勝ち越しの33号ソロ。ベンチで出迎えられるがなぜか笑顔はなかった(写真・AP/アフロ)

米メディア注目は今季8度目競演となった大谷翔平33号とトラウト32号のアベック弾…T砲はどう語った?「クールだ。互いに本塁打を狙っているわけではないが」

 大谷については、「今年のア・リーグMVPの最有力候補の1人である大谷は7回に33号を放った。メジャーの本塁打数(ア、ナリーグ合わせて)5位のドジャース、ムーキー・ベッツに並んだ」と紹介。

 トラウトのコメントを交えて、ここにきての2人の本塁打量産の裏に、互いの相乗効果があることを示した。

 同じく地元紙のオレンジカウンティレジスター紙も「ホセ・キハダがトラウトと大谷のホームランの手柄を台無しにした」と、大谷の勝ち越し本塁打で奪ったリードを守れなかったエンゼルスの中継ぎ陣を批判する記事の中で「トラウトと大谷は、互いに本塁打を量産している。大谷は、この3試合で3本塁打、9試合で6本塁打だ」と紹介。

「大谷は、日曜日に休みを取り、戻ってきた月曜日に2本塁打を放った。これによってトラウトは日曜日にはDHに入って半分休みを与えられていたため、本来は、この水曜日は休みだったがプレーを望んだ」などという裏事情を説明した。

 敵地のデトロイトフリープレス紙も「またしてもトラウトと大谷がタイガース戦で打った」とし、「大谷は、このシリーズで3本目の本塁打を放ち、彼の魔法を見せつけた」と称えた。  またCBSスポーツはサイヤング賞についての展望記事を掲載。

 ア・リーグ9人、ナ・リーグ5人の候補選手を紹介し、ア・リーグではアストロズのジャスティン・バーランダー、レイズのシェーン・マクラナハンの2人を最有力候補としながら 、大谷の可能性についても言及した。

「リーグ最高の強打者の1人である大谷は、ひどいチーム状況の中で11勝8敗としている。136イニングを投げて33四球、181奪三振、防御率2.58(リーグ平均と比較する指標ERA+で156)、WHIPは1.04としている。彼の投球回数は、他の候補に劣るが、防御率で5位、WHIPで6位、奪三振率で首位だ」

 そして「投球部分だけの数値で分けてみる」とした上で「彼はBaseball ReferenceのbWARでホワイトソックスのディラン・シースに次いで2位、FanGraphsのfWARではブルージェイズのケビン・ゴーズマン、バーランダーに次いで3位となっている。彼がサイヤング賞を勝ち取ることは十分にあるかもしれない。忘れずに見ておこう」と続けた。

 大谷は10日(日本時間11日)のアストロズ戦に先発予定だ。

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