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日本スーパーバンタム級3位の中川麦茶(右)が那須川天心に挑戦状を叩きつけた。左は大会プロモーターの亀田興毅氏(©︎3150FIGHT)
日本スーパーバンタム級3位の中川麦茶(右)が那須川天心に挑戦状を叩きつけた。左は大会プロモーターの亀田興毅氏(©︎3150FIGHT)

那須川天心に“挑戦状”!「言っていいの?勝算は普通にある」亀田興毅氏“推し”日本Sバンタム級3位の中川麦茶が対戦要求

 その天心へ挑戦状を叩きつけて勝算はあるのか。
「言っていいのかな?」
 そう断った上でこう断言した。
「(勝算は)全然、普通にありますよ。ユーチューブでは、色々言われるけれど、黙ってみとけよ、と。勝利イメージ?もちろんKOしかない。いつもKOしか狙わない。でも僕は待つほうなので自分からはいかない。入り込んでくるところに(カウンターを)合わせますよ、でも、あまり自信がある、自信があると言うと、向こうがびびっちゃうので、煽るのは止めることにしているんです。まだ決まってもいない話。今は天心選手を尊敬しているし強い相手として認めている。一人のファイターとして認めています。この前の試合を見て純粋に(対戦)して欲しいなと思った」
 この日の発言は控えめだったが、天心のデビュー戦直後にアップした自身のユーチューブでは、かなり過激な発言をしていた。
「パワーはない」「1、2ラウンドを見て3ラウンド目から合わせにいく。あのくらいのスピードなら合わせられるし、パンチが入り始めて5、6ラウンドに終わる。本音で言ってイージー」「倒すイメージができるときは的中率100パーセント」などなど。
 この日、相手陣営の反感を買わないように、少しオブラートに包んだのは、それだけ本気で対戦を実現したいからだろう。
 天心は最終的にはバンタム級で勝負する方向だが、そうなると中川は体重を落とせないため「対戦は遅いより早い方がいい」と、次戦での対戦を熱望する。
 帝拳陣営は、5月に走り込み合宿を行い、再び米国でスパーリングを軸にした修行をさせ、夏頃には第2戦を組みたい考え。JBC規約では、次戦も6回戦となるが、特例もあり、陣営では8回戦での試合を希望している。
 では、対戦の可能性はどうなのだろうか。
 天心は次戦に関しては「これからも周りに期待されるカードをちゃんとやっていきたい。もっと強い選手とやって、チャンピオン、形としてベルトを狙いたい。そうすればみんなに認めてもらえる。強い奴とやっていかないと意味がない。強い奴とやって勝っていくのが格闘技」という話をしていた。 
 挑戦状を叩きつけた中川が、その「強い奴」に価するのかどうか。

 アマチュア経験のない中川は2009年にプロデビュー、37戦26勝(16KO)9敗2分の戦績を誇るベテランボクサー。175センチの長身でリーチを生かし、左のリードジャブから、アウトボクシングで試合を組み立てるカウンターパンチャーで、伸びてくる右ストレートの威力が抜群。左フック、アッパーなどにも破壊力を秘める。

 

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