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“ボールガール事件”で非難されたソリベストルモ(左)がボールを当てた加藤未唯が「悪い」と反論した。右はペアを組んでいたブズコバ(資料写真・AP/アフロ)
“ボールガール事件”で非難されたソリベストルモ(左)がボールを当てた加藤未唯が「悪い」と反論した。右はペアを組んでいたブズコバ(資料写真・AP/アフロ)

「プロとは呼べない選手の象徴」“ボールガール事件”のブズコバがソリベストルモとの“悪役ペア”を解消?!理由不明も繰り返されるSNS“炎上”が影響か

 誹謗中傷コメントが殺到するなど、収拾がつかなくなっていたSNSを2人は、ともに一時的に閉鎖していたが、ブズコバはウィンブルドン選手権直前にSNSの更新を再開。さらにチェコメディアの取材に失格騒動を弁明するだけでなく、加藤に対して「私たちを悪者にした」との批判を展開して反撃。これが不満を抱くファンの感情をさかなでする形になって何度も“炎上”を招いた。
 「なぜ正式謝罪をしない」「悪いと思っていないのか」などの怒りだ。
 しかし、対照的にソリベストルモは、弁解や反撃はせず、SNS上の発信も含めて沈黙を貫いてきた。今月3日に自身のインスタグラム(@sarasorribes)をようやく更新。コート上で撮影されたスペインのスポーツ用品メーカーのキャンペーンに参加した際の動画を共有した。
 すると沈黙を守ってきたにもかかわらず、ブズコバのSNSと同様に瞬く間にコメント欄が荒れた。
「試合に勝つ最善の方法は、負けそうなときに相手を失格にすること」
「恥知らずな選手を起用するこのメーカーの商品はもう買わない」
「さっさとテニス辞めてくれ」
「くそったれの詐欺師」
「絶対にプロとは呼べない選手の象徴」
「あなたはヒロインとして勝てたはずなのに臆病者として振る舞った」
 全仏オープンの“ボールガール事件”で加藤組を失格に追い込んだスポーツマンシップに欠ける行為や、失格を勝ち取り、思わずほくそ笑んだ姿を世界中のテニス関係者やファンはまだ許していない。しかも、ブズコバだけでなく、ソリベストルモに対しても厳しい視線が向けられている現状が、今回のインスタグラム更新を機に浮き彫りになった。
 こうした状況が続けばファンだけでなくスポンサーが離れることも危惧されるため、危機感を抱いたソリベストルモがペア解消を望んだのか。あるいは、逆に親友をブズコバが気遣ったのか。2人がその理由を明かさない限りことの真相はわからない。ただ、全米オープン直前でのブズコバのペア変更は異例の事態であり、依然として尾を引きずる“ボールガール事件”の影が伺えるのだ。
 前週のプラハ・オープンで格下相手に初戦敗退を喫したブズコバは、この日、ナショナルバンク・オープンの女子シングルス1回戦に登場。ケイラ・デイ(23、米国)を7-6、6-3で下して2回戦へ進んだ。注目の新ペアで挑む女子ダブルス1回戦は8日以降に行われる予定となっている。
 また今大会には加藤組も出場しており、ブズコバ組との因縁の再戦が期待されていた。だが、ブズコバのパートナー変更で、その因縁の再戦も永遠に実現しない可能性も出てきた。

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