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ブライトンの三笘薫がプレミアリーグ第2節のウォルヴァーハンプトン戦で今季初ゴール&初アシストの活躍で大勝に貢献した(写真・ロイター/アフロ)
ブライトンの三笘薫がプレミアリーグ第2節のウォルヴァーハンプトン戦で今季初ゴール&初アシストの活躍で大勝に貢献した(写真・ロイター/アフロ)

英メディアは三笘薫のスーパーゴールを「早くも今季のプレミア最優秀候補ゴールが生まれた」と大絶賛

 ブライトンのクラブ公式X(旧ツイッター)も、ウルヴァーハンプトン戦を速報する一連の投稿で三笘の先制ゴールを「信じられない」や「ワールドクラス」、さらには「King Kaoru」と称賛した。これには日本人を含めたファンも即座に反応している。
「彼は地球上で最高のウインガーだ」
「凄かった。若かりし頃のメッシを彷彿させるやつだったよ」
「86年ワールドカップイングランド戦でのマラドーナを思い出さずにはいられない」
「完全に個で決めた。ドリブル上手すぎる」
「この調子だとリーグ戦で二桁ゴールは固いと思う」
 後半開始早々の1分にはチームの2点目をアシストした。
 FWダニー・ウェルベック(32)の強烈なシュートをサが必死に防ぐ。しかし、ボールがこぼれた左サイドには三笘がフリーで走り込んできている。ウルヴァーハンプトンの誰もが三笘が打ち込んでくるシュートへのブロックに動いた。しかし、三笘が選んだのは右斜め後方にいたDFペルビス・エストゥピニャン(25)へのノールックパスだった。
 三笘の左足から折り返された優しいパスを、エクアドル代表の左サイドバックが豪快に蹴り込む。三笘の2試合連続アシストで勢いづいたブライトンは、6分と10分にもMFソリー・マーチ(29)が連続ゴール。ルートンタウンとの開幕戦に続いて大量4ゴールを奪い、連勝発進したブライトンの中心に後半36分でお役御免になった三笘がいる。
 スーパーゴールを決めた直後。三笘はちょっぴりはにかみながら、右手を右耳にあてるゴールパフォーマンスを見せている。チームメイトに、そして敵地に駆けつけたファン・サポーターに「歓声が小さい。もっと声を」と要求するゼスチャーに、ブライトンの地元メディア『Sussex World』も記事のなかにかなり気の早い下りを入れて応じた。
「今シーズンのプレミアリーグ最優秀ゴール候補が早くも飛び出した」
 2023-24シーズンの開幕を前にして、ブライトンの公式ホームページ上で掲載されたインタビューで三笘は気持ちも新たに臨むと誓っている。
「昨シーズンと同じく、自分を証明しなければならない。新しい選手が入ってきて、新しい競争が始まるなかで、またゼロからのスタートにもなる。ただ、要求されるものはさらに高くなってくる。自分のプレーでチームを引っ張らなければならないこともわかっている。その要求に応えるために、毎試合、結果を出さなければならない」
 7ゴールをあげて、プレミアリーグにおける日本人の年間最多得点記録を更新した昨シーズンはもう忘れた。得意のドリブルのスピードと切れ味。シュートのテクニック。クロスを含めたパスの正確さ。そしてスタミナ。すべてでレベルアップした三笘にとって、開幕2試合でマークした1ゴール2アシストは新たな伝説への序章にすぎない。

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