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遠藤航がリバプールで移籍即デビュー(写真・アフロ)
遠藤航がリバプールで移籍即デビュー(写真・アフロ)

「すべてがクレイジーだった」リバプール遠藤航が電撃移籍からプレミアデビューまでの激動の“96時間”を英メディアに激白

 あまりにも急な展開だっただけに、シュツットガルトにいる家族だけでなく、申請が間に合わなかった日本のメディアもアンフィールドに来られなかった。オファーが届いてからの“96時間”のすべてを、遠藤は「クレイジー」と表現した。
 遠藤獲得が最初に報じられた段階から、知名度の低さや30歳という年齢を理由に、懐疑的な視線や意見がメディアやサポーターの間で飛び交った。デビューを果たしたいまも、リバプールに関わるすべての人々から歓迎されているわけではない。
 ラヴィアもチェルシー入りした状況でクラブのレジェンド、元イングランド代表のマイケル・オーウェン氏(43)が抱く不安を同メディアは、別の記事で伝えている。元祖ワンダーボーイは遠藤を迅速に獲得した動きを称賛しながらも、こう続けた。
「最大のターゲットも次のターゲットも失敗した。そして、日本人選手がいい買い物なのかどうかもまだわからない。経験豊富な彼は30歳で、長期的な考え方に沿った補強ではない。おそらくは2、3年。次のターゲットを見つけるまでの一時しのぎに映る」
 開幕からアンカーを務めたマクアリスターが、敵地セントジェームズパークに乗り込む27日のニューカッスルとの次節では出場停止になる。怪我人も多いチーム状況で、初先発が予想される遠藤は、こう抱負を語る。
「チームに適応して、もっと上手くプレーするためには時間が必要だ。それでも、このクラブでプレーするのは僕にとって偉大なステップ。いい準備をしたい」
 昨シーズンのニューカッスルは4位に躍進し、5位のリバプールを上回った。今シーズンも開幕戦でアストン・ヴィラに5-1で快勝し、前節では王者マンチェスター・シティに敗れるも0-1と食い下がった。難敵との一戦で遠藤を獲得した意義が問われる。

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