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亀田和毅のIBF世界フェザー級2位決定戦が発表された。左がプロモーターの興毅氏、右は会見に“乱入”して16年ぶりの現場復帰を明かした父の史郎氏
亀田和毅のIBF世界フェザー級2位決定戦が発表された。左がプロモーターの興毅氏、右は会見に“乱入”して16年ぶりの現場復帰を明かした父の史郎氏

井上尚弥戦を熱望する亀田和毅が路線を変更し「何?それ?」のIBF世界フェザー級2位決定戦を10.7大田区総合で戦う理由とは?

 それでもアフマダリエフと戦い勝った方が、井上と対戦するための近道では?と質問すると、横から興毅氏が、こう説明した。
「それは難しい。(井上がベルトを)統一したら4団体あるので、WBC、IBFからも指名が出ていて順番待ちとなる。交渉が難しい」
 スーパーバンタム級に残った場合には、WBAの指名試合を実現するまでに、かなりの時間を擁する可能性があるという。実際、井上はスーパーバンタム級で今後戦うべき相手として、元2階級制覇王者でWBCの指名挑戦権を持つ“悪童”ルイス・ネリ(メキシコ)、元3階級制覇王者の“問題児”ジョンリエル・カシメロ(フィリピン)、WBA指名挑戦者決定戦に出る前王者のアフマダリエフの3人の名前を出したが、そこに和毅の名前はなかった。
 ならばフェザー級で3階級制覇を達成して王者となり、井上が階級を上げてくることを待つ方が、結果的に近道になるのではないかという判断だ。
 和毅も、こう補足した。
「最大のモチベーションは、井上チャンピオンに勝つこと。タパレスからベルトを取ることが、井上チャンピオンに挑戦する切符だと思っていた。タパレスに先に勝って、それぞれ2本のベルトをかけて戦うことに動いていた。それをもう一回、挑戦者決定戦から始めるとなると(指名挑戦のチャンスは)4分の1だし、何年待たなあかんのかとなる。ここから3、4年、いやもう2年でもかかると、もう僕は(年齢的に)引退です」
 アンチのファンからは「アフマダリエフから逃げた」との声も聞かれたが、和毅は、練りに練って、井上との対戦を実現する最大の近道を模索したという。
「体重も相当きつい。レイ・バルガスに負けて、1年間、フェザー級の体を作った。スーパーバンタムに戻しても、できても2試合だった」
 4年前にレイ・バルガス(メキシコ)とのWBC世界スーパーバンタム級の王座統一戦に判定で敗れ、一度はフェザー級転向に舵を切り、フィジカルも強化していた。減量的にもスーパーバンタム級が限界だったことも確か。
「まずは今回しっかり圧倒して勝たないと次がない。ここに全集中して勝ちにいく」
 和毅は自分にそう言い聞かせた。

 和毅への質問はまだ終わっていなかったが、突然、六甲おろしの着メロを鳴らして、父の史郎氏が新世界で購入したという派手な虎の顔が書かれたTシャツ姿で乱入。「阪神は18年ぶりなら、俺は16年ぶり。アレしかない」と、和毅の試合のサブセコンドにつくことを明かした。
 関西を大フィーバーさせた阪神の優勝にのっかかったパフォーマンス。
 ユーチューバーとしても活躍中の史郎氏らしい演出だったのかもしれないが、2007年の亀田大毅対内藤大助の世界戦でのルールに触れる問題発言や行動で、無期限のライセンス停止処分となり、ようやくライセンスが再交付されたのだから、その復帰舞台を、こんな茶化した演出で発表すべきではなかっただろう。
(文責・本郷陽一/RONSPO、スポーツタイムズ通信社)

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