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KOを公約した那須川天心が超攻撃的スタイルへの進化を披露(写真・山口裕朗)
KOを公約した那須川天心が超攻撃的スタイルへの進化を披露(写真・山口裕朗)

「KOする詐欺はやめる」1.23大阪で世界ランカーに挑む那須川天心は本当に公約を守れるのか…公開練習で披露した超攻撃的スタイルへの進化と能登震災への500万円の義援金

 天心は自らのスタイルの進化をこう説明した。
「打ち込めるようになった。いけるころはいく、見れるところは見る、と無駄な動きが減り、変な疲れがなくなった。相手のスキを逃さなくなった。カウンターだけでなく、自分から攻めることを意識するようになってきた。あのスタイルのままでいいという人もいるかもしれないが、まだ1年で完成されたくはない。勝つ確率を高めるより自分の可能性を上げるためのことをやっている。ディフェンスを固めて攻撃に特化。今になってやっと見えてきた」
 これまでよりもシューズ半個分は右足を前に置いているのだから、当然、被弾のリスクも増える。それでも天心はスタイルチェンジを決断した。
「リスクをとるようにした。今までいけていなかったところに飛び込んでいる感覚がある。1、2戦目は相手が前にきて、それに対処する意識が多かったが、自分からもプレッシャーをかけたいし、そのやり方がわかってきた」
 距離を詰めての連打を可能にしたのは「嫌というほどの走り込み」で培ったスタミナ。2人のメキシコ人とのスパーは、6ラウンド、8ラウンドを中心にこなしてきており、「長いラウンドだともっとできる。これまでは、打っても3発で、はあはあだったが、今はばんばん打っても疲れない。打てる体になってきた」との手ごたえがある。
「1、2戦目とは違ったワクワク感と知らなかった世界に飛び込んでいる感覚。戦っている景色が変わってきた。毎日、刺激があるし、めちゃくちゃ楽しい。それが試合でできるかが、自分の度胸との戦い。自分へ期待しているというか信じている、自分に念をこめてやっている。どんどん期待してもらっていい」
 3戦目にして初のKO決着の予感が漂ってきた。
 だが、今回の対戦相手のルイス・ロブレス(25、メキシコ)は18戦15勝(5KO)2敗1分の戦績を持ち、WBA世界バンタム級13位、WBO世界同14位に入っている世界ランカーである。「ガンガン前に来る頑張るタイプ。相打ち覚悟で被弾しても前にくる」と天心は印象を語るが、メキシカンにしては、珍しくストレートを主体にした直線的な出入りもできて粗さはない。パンチはないが、ディフェンスも含めて、まとまりがあり、倒すのには苦労するレベルだ。本田明彦会長は、あえて、世界ランカーを選んだ意図をこう明かした。

 

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