
朝倉未来は復帰決断の平本蓮欠場の5.4東京ドーム「RIZIN男祭り」で誰とやるのか…名乗りをあげた皇治に「1日に2試合やってもいい」と芦澤竜誠との異例のWヘッダーを提案
総合格闘技イベント「RIZIN」が7日、都内のホテルで緊急会見を開き、5月4日に開催される東京ドーム大会の名称を「THE MATCH2」から「RIZIN 男祭り」に変更することと、平本蓮(26、剛毅會)の右肩手術で再戦が消滅した朝倉未来(32、JTT)の出場決定を発表した。対戦相手は未定で朝倉は「誰でもやる。手を上げてほしい」と呼びかけた。YA-MAN(28、TARGET SHIBUYA)、鈴木千裕(25、クロスポイント吉祥寺)らの候補が挙がるなかで、皇治(35、TEAM ONE) がXにて名乗りをあげ、朝倉は、異例の皇治、芦澤竜誠(29)とのWヘッダーを提案した。 対戦候補は果たして誰に?
「オレと試合をしたら金も稼げるし知名度もつく」
異例の事態だろう。対戦相手が決まらないまま朝倉がRIZINの5.4東京ドーム大会での復帰を決断した。
「試合出ますよ。職業格闘家なんで相手は誰でもいいです」
朝倉の参戦コメントは、あっさりしたものだった。
「平本と再戦するというので戻ってきた。違う相手となると、話は変わって筋が違うかなと思ったけどオレが出るなら応援するというファンの声も多かったし、榊原さんからも熱烈なオファーをもらった。客観的に見てオレがいなくてドームが埋まるのかな?と、いろんなことを考えたとき、ここは出るべきかなと。格闘技界のためにも、自分自身のためでもある。いいバランスで臨めるのではないか」
昨年7月の「超RIZIN.3」で平本にTKO負けを喫して一度は引退を口にした朝倉が、平本無き東京ドームのリングに立つ理由を説明した。
対戦相手が平本でないことでモチベーションに問題は残りそうだが、「やる気ありますよ。めっちゃ。対戦相手はわかんないが、燃える相手がきてくればうれしい。相手が決まればめっちゃ燃えるんで」と話した。
「誰でもいいすけどね。いろいろ名乗りをあげるんじゃないですか。オレと試合をしたら金も稼げるし知名度もつくし注目される。いろんな人、手をあげて下さい」
そう呼びかけた。
現段階で対戦候補にあがっているのは、早々にXで名乗りをあげたYA-MAN、前RIZINフェザー級王者の鈴木千裕、カルシャカ・ダウトベック(カザフスタン)の3人。YA-MANとは、2023年11月に相手のホームである「FIGHT CLUB」でオープンフィンガーグローブ着用のキックルールで対戦し、1ラウンドに2度のダウンを奪われて失神KO負けを喫した。鈴木とは、まだ未対戦。ダウトベックは、2018年の「RIZIN.33」で判定勝利した相手。
「ダウトベックには、勝っているというのもあり、東京ドーム的に盛り上がらない。格闘技ファンは盛り上がっても一般層は盛り上がらない。平本とのリベンジで戻ってきたという意味では、YA-MANが一番いい。鈴木千裕とも戦いたい」
榊原CEOは、対戦相手について「了承を得た上でRIZINが決める」としているが、朝倉の言葉を鵜呑みにすれば、ダウトベックは消滅、候補はYA-MANか鈴木かということになる。