
「他球団に失礼だ!」「撤回すべき」ソフトバンク小久保監督の「秋にはセ1位の阪神さんと戦えるように」の交流戦優勝コメントがSNSで物議…虎党からは「新庄日ハムとやりたい」の声も
近藤が離脱後に18日の広島戦から4番を任された中村も、この日も、8回にダメ押しのタイムリー三塁打を左中間に放つなど、勝負強さを発揮。延長戦にもつれこんだ20日の第1戦で代打で決勝点を叩きだした石塚も交流戦で存在感を示した一人だ。
リチャードとのトレードで獲得した巨人の秋広も13日からの横浜DeNAとの3連戦に3試合連続で打点をあげて3連勝に貢献。3日連続でお立ち台にあがった。
「秋広はソフトバンクで変わろうとしている。バットコントロールだけではく、強く振るという彼が本来持つ能力を見直しつつある。まだノビシロが感じさせる」と池田氏。
また5回2安打1失点(自責0)で、先発として今季初勝利を手にした田中晴も交流戦の苦しい中でうまくやりくりをしたベンチワークの象徴だった。
「田中は当初は先発の構想から入り、中継ぎに移り、トレードで左腕の大江を獲得したこともあり、再び先発に戻って結果を出した。モイネロ、有原、大関、上沢らの先発がしっかりとゲームを作れるようになったのも交流戦での好材料」
池田氏が指摘する通り、交流戦での防御率2.20は阪神の1.99に次ぐ12球団で2位の数字。投手力が整備されてきたことも見逃せない。
SNSでは「そもそも阪神との日本シリーズの対戦を口にする前に日ハム、オリックスに勝てるの?」という声もあった。この交流戦の勢いをリーグ戦に生かすことができるのか。
池田氏はこんな意見だ。
「可能性はあるが楽ではない。打撃練習を再開している柳田や、リーグ戦の再開時には出場予定だという近藤らの主力がどのタイミングでどんな形で戻ってこれるかがポイントでしょう。山川、オスナらが2軍でどう調子を上げてくるかも重要な部分。現状で言えばギリギリの戦いが続くと思う」
27日に再開するリーグ戦は敵地でのロッテ戦からスタートする。