
「その判定はクレイジーだ」4年ぶり復帰の46歳パッキャオのドロー判定が物議…井上尚弥の元ライバルも物言い…現役続行を宣言し次戦候補に再戦と共にデービスやメイウェザーの名が
「なぜスタミナがもったかって?ハードワークをして、ボディシェイプをキープしたからだ。でも、この試合で相手をやっつけることはできなかった。バリオスのディフェンスは良かったし、カウンターもくらったしね」
パッキャオはそう言い、一方のバリオスも、「勝ったと思ったが、マニーは素晴らしかった。おれだけの経験をした人と戦えてよかった。フィリピンのファンの皆さんも誇りに思って下さい。生涯最高のビッグイベント。すべてを出し尽くした」と46歳の元6階級制覇王者に敬意を示し、「(彼のスタミナはクレイジーだ。あんなにできるとは。タイミングも狂っていなかった」との感想を口にした。
両者共に決定打がなくダウンシーンも圧倒したシーンもなかった。
確かに微妙なポイントゲームではあったが、このドロー判定は、全米で物議を醸した。
WBC世界ライト級王者のシャクール・スティーブンソン(米国)はXにて「その判定はクレイジーだ」と、ドロー判定に物言いをつけた。
WBC世界フェザー級王者でスーパーバンタム級のWBC&WBO王者時代に井上尚弥と戦い倒されたスティーブン・フルトン(米国)も「勝ったのはパックマン(パッキャオ)だ」とポスト。ストレートに判定結果に反論した。
前出のショーン・ポーター(米国)も、「くだらない判定が出ることはわかっていた。めっちゃイライラする」と同調。
元3団体統一ライト級王者のジョージ・カンボソス・ジュニア(豪州)
も、Xにて「マニーは26歳に見える。 46歳じゃない。 若返っている」とポスト。「彼が勝ったと思った。どちらにせよ、46歳であなたは、絶対的な伝説。インスピレーションを与える存在。そして素晴らしい人間だ。もう二度と彼のような人は現れない」と、パッキャオの勝利を支持した。
英専門メディア「エブリシングボクシング」もXに「115-113でマニー・パッキャオ。もっと大差でもよかったかもしれない。私にとっては彼がやり遂げた。46歳での素晴らしいパフォーマンスだ」と投稿した。
ただ一方で前出の「ボクシングシーン」が「公式判定は正しいように思える。ボクシングシーンの判定も114-114」と記すなど、ドロー判定を支持する声もあった。