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高見が衝撃の10回TKOで世界王座を奪取(写真・山口裕朗)
高見が衝撃の10回TKOで世界王座を奪取(写真・山口裕朗)

「大胆不敵。もっとやばいチャンピオンになる」衝撃の10回TKOでWBA王者となった“ニューヒーロー”高見享介の“未来”にRIZINファイター平本蓮が太鼓判

 6階級制覇王者のマニー・パッキャオ(フィリピン)に憧れて小学校4年から本格的にボクシングを始めた。今回倒したロサのニックネームが「ミニ・パックマン(パッキャオ)」だったのも何かの因果なのかもしれない。
「ホントに(世界王者に)なったんだ?という感じで、そこまで実感はない。いろんな人にチヤホヤされる時に感じるのかも。いろんな人に会うのが楽しみです」
 その一人、RIZINファイターの平本がリングサイドで興奮していた。
「今日からは敬語を使わなくてはいけない。世界チャンピオンですから」
 公式会見では高見が平本のTシャツを着用していた。
 平本は高見の4歳年上だが、互いにキックボクシングをやりながら、Uー15のボクシングの大会に出場するなどの共通点があり「小学校からの付き合い」の幼馴染。
 世界戦が決まると、K-1やRIZINで、さいたまスーパーアリーナなど大会場での試合経験が豊富な平本は、「後楽園の方が一番緊張する。大きい会場はあまり緊張しないぞ」と体験談を語り、開場前に観客席からリングを俯瞰で見ることなどのアドバイスを送った。
 リングチェックをした高見はそれを実行してはいなかったが、大会場の雰囲気に飲まれることもなく、むしろそれを味方につけ楽しんでいるようにも見えた。
 平本は総合格闘家の目線でロサ戦をこう分析した。
「最初からボディを効かせて、いいのを当てていた。一発にこだわらず、細かく当てていた。(王者は)寝るかな(ダウン)と思ったけど、あきらめず最後まで倒しにきた。さすが2階級王者。ヒヤヒヤした。KOで勝って圧勝だったが、(王者は)一瞬でも気を抜くと一発が当たるような凄い選手だった」
 平本は、2日前、自身のXに高見の記事を引用して「今週世界チャンピオンになる男」と投稿した。
「僕の予言は当たるんです。もっとどんどん上へ行って欲しい。享介は今日で夢がかなったとは思っていない。あいつはヤバイ奴になりますよ」
 そしてこう続けた。 
「大胆不敵。スター性がヤバイんで、ここからが楽しみ。オレはファンになりますよ」
 インフルエンサーで知られる平本は、格闘技界では、言いたい放題、やりたい放題の問題児。高見は、本田明彦会長に「これまでで一番生意気。(那須川)天心以上」と呼ばれている生意気キャラだが、平本は「生意気度はオレを超えていますよ」と言う。
「ボクシング界では珍しい。今までになかったパワーを持っていますよ」

 

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