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筒香が2本塁打を含む4安打3打点と大暴れ
筒香が2本塁打を含む4安打3打点と大暴れ

なぜ巨人は横浜DeNA“筒香封じ”に失敗したのか…2本塁打を含む4打数3安打と大暴れを許して今日負ければ終わりの崖っぷち

 その言葉通り、3回に蝦名にタイムリーを許し、ボークなどもあって二死一、三塁となった場面で筒香に対してインコースをストレートで攻めた。だが、フルカウントとなりインハイのストレートをライト線に運ばれた。手痛い追加点だった。
 筒香は「前の打者の方たちが必死につないでくれたチャンスでしたので、何とかランナーを返す気持ちで入ってました」と言う。
 巨人は4回の若林の2ランで1点差に詰め寄った。だが、6回に筒香にまたフルカウントからアウトハイのストレートを逆方向のレフトスタンドに運ばた。この日、2本目の被弾。そのボールはシュート回転して球威がなかった。ファウルにせず、仕留めきる筒香のスキルも凄いが、ここも、カウントの作り方が後手に回っていた。
 8回に4番手の中川が炎上。後を受けた田中瑛が復帰戦の牧にまでタイムリーを打たれるなどして4点差となり巨人ベンチは意気消沈。 
 結局、1番丸、2番キャベッジ、3番泉口、4番岡本までの4人がノーヒットのわずか2安打で、反撃の糸口さえつかめずに巨人は敗れた。
 セのクライマックスシリーズのファーストステージで初戦を落としたチームが連勝でファイナルステージに進んだ例は、2009年の中日(対ヤクルト)、2017年の横浜DeNA(対阪神)の2例のみ。
 第2戦のマッチアップは横浜DeNAがジャクソンで、巨人は戸郷。戸郷は、今季横浜DeNAに投げていないが、調子が上がらず2軍落ちしていた時期などもあり、防御率が4.14。初戦から打線の調子が上向いている横浜DeNA打線の餌食になる危険性がある。阿部監督はブルペン総動員を宣言しており、早い回からどんどん次のカードを切っていく構えだが、ゲーム間隔が空き、眠っている打線が目を覚ますかどうか。
 ウイング席のみをビジター応援団に解放した関係で、ハマスタは、360度、ブルー1色に染まった。
 今季限りでの退団を表明している三浦監督は、「本当に声援で横浜スタジアムを包み込んでくれましたから心強かった。また目の前の試合を全員で全力を注いで戦っていきます」と、どこか達観したかのような表情でコメントしていた。

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