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"逆シリーズ男"になりかけている大谷にロバーツ監督が苦言もスミスは復活を予告(写真:UPI/アフロ)
"逆シリーズ男"になりかけている大谷にロバーツ監督が苦言もスミスは復活を予告(写真:UPI/アフロ)

「ショウヘイは次のシリーズで5本塁打を打つ!」打撃絶不調の大谷翔平にロバーツ監督は「彼があのままではWシリーズは勝てない」と苦言もド軍主力打者の一人は復活を予告?!

 ドジャースとブリュワーズのリーグ優勝決定シリーズは、いよいよ日本時間の明日14日に敵地から開幕する。デーブ・ロバーツ監督(53)は11日(日本時間12日)、オンライン会見を開き、ディビジョンシリーズで打率.056と低迷した大谷翔平(31)について「改善が必要。ショウヘイがあのままのパフォーマンスならワールドシリーズは勝てない」と苦言を呈した。だが、一方で怪我から戦列復帰、レギュラーシーズンでは4番を任されたこともある捕手のウィル・スミス(30)は「次のシリーズは5本くらいホームランを打つ」と復活を予言した。

 「対左投手のストライクゾーンの見極めを徹底すること」

 ドジャースのリーグ優勝決定シリーズの相手がブリュワーズに決まった。日本のファンは鈴木誠也が4番を打ち、今永昇太が先発陣に名を連ねるカブスとの対戦を期待していたのかもしれないが、2勝2敗で迎えた第5戦でブリュワーズはカブスに3-1で勝利。ドジャースにとってブリュワーズはレギュラーシーズンで0勝6敗とひとつも勝てなかった天敵である。
 ロバーツ監督のオンライン取材は、その相手が決まる前に行われたが”目覚めぬ二刀流スター”への不満を漏らした。米サイト「ドジャーブルー」が伝えたインタビュー映像によると指揮官は、ディビジョンシリーズで絶不調だった大谷の原因についての質問を受けてこう答えた。
「左投手に苦労している。レギュラーシーズンでもその傾向があったが、ポストシーズンほど悪くはなかった。どの相手になろうがまた左をぶつけてくるだろう。あのシリーズを自己反省の機会にしてもらえればいい。とにかくストライクゾーン外のボールに手を出し過ぎていた。ゾーン内のボールを捉えるためにアプローチの質を向上させる必要がある。先のシリーズから学び、改善していく必要がある」
 そしてこう続けた。
「あのパフォーマンスのままではワールドシリーズを勝ち抜くことができない。再調整が必要。ストライクゾーンの見極めを徹底することだ。左と対戦するとき、相手が内角を攻めてから外へ逃げる球で誘ってくることを理解することだ。自分の打つべきボールを管理すべきで、チームの全員がそれを期待している」
 大谷はフィリーズとのディビジョンシリーズ4試合で18打数1安打、9三振、2四球、1打点で打率.056、OPS.206の成績に終わった。本塁打はゼロ。フィリーズは、クリストファー・サンチェス、ヘスス・ルサルド、レンジャー・スアレスというメジャー屈指の左腕3人をぶつけてきた。大谷は第1戦でサンチェスに3打席連続三振。
 ロバーツ監督は「相性の問題も大きかったと思う。相手は彼に仕事をさせないという強い意思を持っていた。あの初球でシリーズの流れがきまった気がする」と振り返った。
 その初球とはサンチェスにインローを攻められて空振りしたシンカー。1安打は左腕のマット・ストラームから放った第2戦のタイムリーだったが、シリーズを通じて左投手のインサイドのシンカーに苦労した。
 大谷自身が「左打者にとってはなかなか(厳しい)…フレディ(フリーマン)もそうですけど、思い通りにいかない打席(が続いた)、相手も失投も少なかった」と吐露している。

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