「非常に厳しいグループに入った」北中米W杯抽選で日本はオランダ、チュニジア、(ウクライナ、スウェーデン、ポーランド、アルバニアの勝者)と同組…森保監督は警戒心を強める
一方でゲストとして出席していた森保ジャパンの前キャプテンで、現在は米国でプレーするDF吉田麻也(37、LAギャラクシー)はオランダについて、こう言及した。
「オランダのロナルド・クーマン監督は、基本的に難しいサッカーをしない。オランダの伝統的な4-3-3で両サイドに良い選手を、中盤にはパワフルな選手を置く形で来ると思うので、個の部分でいかに対面の選手とバトルできるかが非常に大事だと思います」
次はノルウェーが割り当てられているポット3。ドロワーを務めたヤンキースの主砲アーロン・ジャッジ(33)が5番目にチュニジアを引き、自動的にグループFに入った。
チュニジアの最新のFIFAランキングは40位。日本は2002年日韓共催大会のグループステージ最終戦で森島寛晃、中田英寿のゴールで快勝。2度目の挑戦で初のベスト16進出を決めたが、2022年6月の国際親善試合では0-3と完敗を喫している。
北中米大会出場をかけたアフリカ予選で、チュニジアは9勝1分けと無敗でグループHを首位で突破。ナミビア、リベリア、マラウィ、赤道ギニア、サントメ・プリンシペとの10試合で無失点の堅守が3大会連続7度目の出場を決める原動力になっている。
そして、来年3月下旬の欧州プレーオフ及び大陸間プレーオフで出場が決まる6カ国が割り当てられているポット4。ドロワーを務めたNHLの元レジェンド、ウェイン・グレツキー氏(64)が8番目に引いた「欧州プレーオフBの勝者」がグループFへ入った。
16カ国が4枚のW杯切符を争う欧州プレーオフで、B組にはウクライナ、スウェーデン、ポーランド、アルメニアが入っている。プレーオフは来年3月26日にウクライナとスウェーデン、ポーランドとアルバニアが対戦。勝者が同31日に一発勝負で行われる決勝に臨む。ドイツと並んでW杯歴代2位の4度の優勝を誇るイタリアがいるA組こそ回避できた中で、吉田は次のような見通しを示している。
「ヨーロッパのプレーオフから上がってくるチームは、ポット4ではありながら実力的にはポット2か3に入ると感じる。その意味ではグループステージがよりタフになったけど、日本人選手もヨーロッパの選手と対戦するのは慣れている。ヨーロッパのチームが多くなったのは、日本にとっては逆にウェルカムなのかな、と」

