高橋光成がメジャー交渉を断念し西武復帰へ…アストロズと契約の今井達也と明暗を分けた理由とは…オプトアウト付複数年契約で今オフに海外FAで再挑戦する意向
西武からポスティングによるメジャー移籍を目指していた高橋光成(28)が交渉を断念し、西武に復帰することが3日(日本時間4日)、明らかになった。米サイト「ジ・アスレチック」、メジャー公式サイトのマーク・フェインサンド記者らが伝えたもの。アストロズなど複数の球団からオファーがあったと見られるが、交渉は成立しなかった。高橋は今季西武でプレーし、オフに海外FA権を得て再度メジャー挑戦を狙う意向だという。
「3球団からオファー」
高橋のメジャー挑戦は不発に終わった。米サイト「ジ・アスレチック」は、高橋のポスティング交渉期限が4日(日本時間5日)に迫る中で「高橋光成がメジャーとは契約せず日本へ戻る」との見出しを取り、高橋がメジャーとの交渉を断念して西武復帰の道を選んだことを報じた。
同サイトはリーグ関係者の話として「高橋は西武ライオンズに復帰する予定。西武と海外FA権を得ることができるオプトアウト(契約解除)条項を盛り込んだ複数年契約の締結に向けて動いている」と報じた。
また「高橋は改めてメジャーへ挑戦できるようになるが、その場合はポスティングフィーが不必要な状態での挑戦になる」と付け加えた。つまり今オフに取得できる海外FA権を手に再びメジャー挑戦を狙う考えだというのだ。
またメジャー公式サイトのフェインサンド記者もXに「高橋には3球団から条件提示があったが、西武に戻り、来オフにFA権を取得することを選択した」と投稿した。3球団の名前は明かされなかったが、これまでアストロズが興味を示したとの報道があった。
チームメイトの今井達也もポスティングによるメジャー移籍を目指していたが、1日(日本時間2日)にアストロズと毎年のオプトアウト条項付きの3年で最大6300万ドル(約98億3000万円)の契約を結んだ。
なぜ高橋と今井は明暗を分けたのか。
オフの情報に詳しい米サイト「トレード・ルーマーズ」は「一般的な見方としては、高橋がポスティングを利用してメジャー挑戦した場合、最低保証の小さい契約がせいぜいで場合によっては、それが一切ない契約になる可能性すらあると考えられていた」とした。
さらに「高橋は西武で通算1199イニングを投げて、防御率3.39という安定した成績を残しており、ゴロを約50%の割合で打たせ、四球を抑えることで成功を収めてきた投手だ。しかし、その一方でメジャースカウトたちにとって最大の赤信号となっていたのが、通算奪三振率17.17%という物足りない数字である」と指摘した。
三振を奪えていない点が問題視されたという。昨季、高橋は8勝9敗、防御率3・03の成績を残したが、奪三振率は14.3%で5リーグ13位だった。
「高橋には今井が持つようなスイング&ミスを奪える可能性がほとんどない。高橋はNPBで20%を超える奪三振率を記録したことがない」とも記していた。
同サイトは今オフのメジャー再挑戦に向けて「高橋がメジャーのスカウトたちの評価を大きく引き上げるには、2026年のNPBで“特に強烈なシーズン”を送る必要があるかもしれない」と条件を付けた。
「高橋は2027年2月に30歳になるが、比較的若い年齢でメジャーの舞台に立つことになる。もう1年、安定した好成績を残して、イニングをしっかり消化してオプトアウトを選択した場合、今オフは先発ローテーションの後半を担う投手、あるいは複数イニングを投げられる中継ぎとしてさらに注目を集める可能性がある」と期待を寄せた。

