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栗山英樹氏の殿堂入りを憧れの人だった原辰徳氏が祝福
栗山英樹氏の殿堂入りを憧れの人だった原辰徳氏が祝福

「私は栗山に投票しなかった。一方で川相が落ち資格を失うのはおかしい。選ぶ方に疑問あり」栗山英樹氏の殿堂入りと2票足りず“落選”の川相昌弘氏の資格喪失に球界重鎮が緊急提言!

 栗山氏は必要投票数の113票をわずか1票上回っての当選だった。
 エキスパート表彰は、過去の殿堂入り者に投票権があるが、殿堂入りの大先輩である球界重鎮の広岡氏は、衝撃事実を明かした上で、栗山氏の殿堂入りに疑問を投げかけた。
「私は栗山にも誰にも入れなかった。6人を列記できるが私は毎年一人しか名前を書かない。殿堂は誰でもかんでも選ばれる場所ではなく、格調高きものでなければならないからだ。今回は殿堂に値する人物はいないと判断した。もし名前を書くなら栗山ではなく、岡田か長池だったが、今回は様子を見させてもらった」
 95票の同数での次点は、現役時代に阪神のクリーンナップを任され、3年前に日本一監督となった岡田氏と、本塁打王3度、打点王3度を獲得し、通算338本塁打を誇り、阪急の黄金期を支えた長池氏だった。
 さらに広岡氏は栗山氏に1票を投じなかった理由をこう説明した。
「現役時代の実績は殿堂に値しない。監督10年で日本選手権で優勝一度は殿堂入りするまでの評価はできない。おそらく大谷を二刀流に育てたこと、WBCの優勝が投票権を持つ記者に支持されたのだろう。私は怪我のリスクのある二刀流には反対だった。球団の方針もあり、栗山は日ハム時代は大きな怪我もさせずメジャーへ送り出した。そこは評価していい。だがどうだろう。WBCの優勝はその大谷がいたからできたわけだし、そもそも米国や中南米のチームがどれだけ本気だったかも疑わしい。野手は一流どころを出してきたが、先発のトップクラスは出てこなかった。そのWBCの優勝監督になったことを殿堂入りへつなげていいものか」
 そして広岡氏は、対照的に川相氏が当選必要数にわずか2票足りずにプレーヤー表彰での殿堂入りを逃し、今回で15年間の殿堂入りの有資格を失ったことを問題視し、現在の殿堂のあり方に疑問を呈した。
「私はプレーヤー表彰への投票権はないが、川相こそ殿堂入りの資格のある人物だ。地味な記録かもしれないが、あれだけのバントを決めた。失敗のできない究極の場面もあっただろう。そこで世界記録となるバントを決め続けた精神力は素晴らしい。正直もので人格も備わっている。2軍監督、コーチとして野球界への貢献もある。部門は違うが栗山が選ばれ、川相が落選して資格を失うのはどう考えてもおかしい。選ぶ側の記者が昔の野球を知らないんじゃないか。選ぶ方に疑問がある。もう一度、野球殿堂の定義をしっかりと胸に落とし込み、見識を高めて勉強し直さなければならないし、そもそも投票権を与える人選についても考え直す時期にきているのかもしれない」
 広岡氏はそう緊急提言した。

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