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  • 「サッカー界って甘い?」SNSで賛否も、なぜ女性暴行容疑で逮捕歴のある道渕諒平を“5部リーグ”エリース豊島FCは獲得したのか…本人は「同じ過ちを二度と繰り返さない強い覚悟」と声明
女性への暴行事件で逮捕歴のあるMF道渕諒平が関東サッカーリーグ1部のエリース豊島FCに加入(写真・アフロ)
女性への暴行事件で逮捕歴のあるMF道渕諒平が関東サッカーリーグ1部のエリース豊島FCに加入(写真・アフロ)

「サッカー界って甘い?」SNSで賛否も、なぜ女性暴行容疑で逮捕歴のある道渕諒平を“5部リーグ”エリース豊島FCは獲得したのか…本人は「同じ過ちを二度と繰り返さない強い覚悟」と声明

 当初は警察発表されなかったものの、事態を重く見た甲府は道渕の拘留中に逮捕事案を公表。その上で2017年いっぱいの公式戦出場停止を含めた活動停止や20%の減俸、社会奉仕活動への参加などの処分を科している。2019シーズンからは仙台へ移籍し、前への推進力を武器に活躍した中で再びピッチ外でトラブルを起こした。
 所属クラブのない状況から再出発を期した道渕は翌2021年1月に渡韓。入団テストを経て韓国Kリーグ2部の忠南牙山FCに加入したものの、日本における暴力行為や逮捕歴を問題視した女性団体や市民団体が道渕の即時退団を求める抗議デモを展開。加入からわずか3カ月後の5月下旬に契約満了が発表された。
 その後にセルビアやマルタ、インドネシアなどでプレーした道渕のキャリアを含めて、豊島側も一連の流れを把握。その上で「道渕諒平選手の獲得にあたり、過去の経緯を含めて慎重な検討を行った上で判断いたしました」と前出の声明内で発表した。
「本件に関して、クラブは過去に報道された事案およびその後の経過について把握しており、法的手続きが終了していることを含め、事実関係を確認しております。一方で、法的な結論とは別に、社会的な影響やクラブに求められる責任についても十分に考慮すべき事案であると認識しています。その上で、一定期間にわたり契約を前提としない形でチーム活動に関わってもらい、日常の振る舞い、チームやスタッフとの関係性、規律に対する姿勢などを継続的に確認してきました。これらを総合的に判断し、現時点においてクラブの活動方針および求める行動基準に照らして受け入れ可能であると判断しました」
 引退表明から復帰発表までに空白の時間が生じているのは、帰国して豊島の活動に参加していたからだろう。立教高校(現・立教新座高校)のサッカー部OBによって1970年に設立された歴史を持ち、今現在はホームタウン協定を結ぶ豊島区を拠点として将来のJリーグ参入を目指す豊島は契約においてある条件もつけ加えている。
「エリース豊島FCは、選手を単なる競技者としてではなく、地域社会の一員であり、模範的な社会人であることを求めるクラブです。今回の判断は、その考え方を前提としたものであり、今後についても本人任せにすることなく、クラブとして責任を持って関与し続ける方針です。なお、ピッチ内外を問わず、クラブの価値や信頼を損なう行為が確認された場合には、契約の有無にかかわらず、厳正に対処する考えであることを明確にいたします。本クラブは、競技活動と社会的責任の両立を重視しながら、地域に根差したクラブ運営を進めてまいります」

 

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