侍ジャパン30人決定も「大谷は100%の力を出せない。米国が本気を出してきたらかなわない」と球界重鎮がWBC連覇に警鐘鳴らす
優勝するには7試合を戦わねばならない。
前大会では1次ラウンドの4試合は開幕の中国戦で大谷、第2戦の韓国戦にダルビッシュ、第3戦のチェコ戦に佐々木、第4戦の豪州戦に山本、準々決勝のイタリア戦に大谷が先発した。米国へ戦いの場を移して準決勝のメキシコ戦が佐々木、決勝の米国戦が今永と5人の先発で回した。決勝の米国戦の9回には大谷がリリーフ登板した。
加えて球数制限があるため、第2先発も5人揃えなければならない。
今回大谷が投げないとなると、先発候補は山本、菊池、菅野、伊藤の4人。5人目の候補は宮城、種市、高橋、平良、北山あたりだろう。
第2先発候補は、この5人に曽谷を加えた6人。中継ぎ、抑えは、大勢、松井、松本、石井の4人。そうなると頭数はギリギリだ。
準備をしていたカブスの今永昇太、メジャー移籍を希望していて防御率1.55で2025年の最優秀防御率タイトルを獲得した阪神の才木浩人、上背のある巨人の山崎伊織らも選から漏れた。
井端弘和監督は、大谷が投げないことを想定していたようだが、前大会で3試合に投げて2勝0敗、防御率1.86の成績を残した「投手・大谷」を欠く影響は、やはり大きい。
さらに広岡氏は「前回のようにはうまくはいかない」と警鐘を鳴らす。
「メジャーのトップ選手が出てくるアメリカや中南米のチームに比べると日本はメジャーを9人揃えていても小粒に見える。また大谷頼りになると思う。しかし、投打にフル回転した前大会のように大谷は100%の力は出せない。山本もそう。ドジャースは山本にも無理はさせないはず」
そして広岡氏が気にかけるのは、前大会では決勝で苦杯をなめた米国の本気度だ。
「アメリカは前大会もベッツやトラウトら野手は一流を揃えたが、投手はまるっきりメジャーのトップクラスは出なかった。つまり本気じゃなかった。繰り返すが短期決戦は投手力だからな。日本が前回優勝できたのも投手力の差だった。だが、今回はアメリカも投手の一流どころが何人か出場を表明していて本気になってきている。投手のメジャーのトップクラスの投手が出てきて本気を出したら日本はかなわない」

