• HOME
  • 記事
  • 野球
  • 「川本晴大は来年のドラ1どころかメジャーとの争奪戦になる」大阪桐蔭の15奪三振完投勝利の”怪物2年生左腕”を元ヤクルト編成部長はどう見たか…2年生に目立ったドラフト逸材
大阪桐蔭の2年生左腕の川本晴大が優勝投手(写真・スポーツ報知/アフロ)
大阪桐蔭の2年生左腕の川本晴大が優勝投手(写真・スポーツ報知/アフロ)

「川本晴大は来年のドラ1どころかメジャーとの争奪戦になる」大阪桐蔭の15奪三振完投勝利の”怪物2年生左腕”を元ヤクルト編成部長はどう見たか…2年生に目立ったドラフト逸材

 センバツ高校野球の決勝が3月31日、甲子園球場で行われ、大阪桐蔭が7-3で智弁学園に勝利して4年ぶり5度目の優勝を果たした。2年生の1m92の大型左腕の川本晴大が毎回の15奪三振、6安打3失点で150球完投勝利。元ヤクルトの編成部長で”名将”故・野村克也氏の参謀としても知られる松井優典氏に評価を聞いた。

 最速148キロをマークし150球を投げ切る

 

 雄叫びをあげた。最後は146キロが表示されていたボールは沈んだストレート。9回二死一塁でカウント2-2から八木颯人のバットが空を切った。左手を高く突き上げると、ナインが集まり歓喜のジャンプ。1m92の左手が抜きん出て高かった。
「下級生からこのような経験をさせてもらってうれしい気持ちでいっぱいです。今日のピッチングは何点? 100点です」
 圧巻の三者連続三振からスタートした川本は、毎回の15奪三振。最速は148キロをマークした。3回二死三塁から一塁への内安打の間に1点を失い、4回一死三塁で飛びつきながらスクイズを決められた。6回には、同じく2年生の左打者逢坂 悠誠に同点アーチを浴びた。それでも3失点に踏ん張り7回に4点を勝ち越すとそのリードを守り切った。
 初戦の熊本工戦が150球完封勝利で、決勝が同じく150球3失点完投勝利。川本で始まり川本で終わったセンバツだった。
元ヤクルト編成部長の松井氏は「大会での中でも成長を感じた。3年生も含めて今大会ナンバーワン左腕。あと3回甲子園チャンスがあるが、このまま順調に成長すれば、来年の夏に155キロが出ていても不思議ではない。12球団が1位で競合するどころか、メジャーも含めての日米の争奪戦になるのではないか」と評価した。
「1m92の長身から繰り出す角度に加えて球が持ちがいい。打者の近くでリリースするので差し込まれる。変化球も腕がふれるので右打者が膝元の変化球に手が出て空振りしてしまう。まだコントロールはアバウトだが、球威は十分。体は出来上がっている感はあるが、フォームにクセがないのでまだまだ球速がアップする可能性がある。あと3度の甲子園で、どれだけ投球術という点で成長するかへの期待感もある」
 松井氏はドラフト戦線に異常があり、今大会では川本に代表されるような2年生に逸材が目立ったという。
 涙をのんだ智弁学園の「3番・DH」の太田蓮もその一人。川本の前に三打席連続三振に倒れたが1m85、85Kgの大型で、外野、遊撃、投手もやる万能型の左のスラッガーだ。
「川本の148キロのストレートについていけなかったが、長打力に加えて広角にも打てる。肩、足もあり素材としては抜群」

 

関連記事一覧