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阪神の高卒4年目右腕の茨木がプロ初勝利をマークした(資料写真・黒田史夫)
阪神の高卒4年目右腕の茨木がプロ初勝利をマークした(資料写真・黒田史夫)

「ヤクルトの投手奥川にバントをさせない作戦はあり得ない」阪神茨木のプロ初先発初勝利を”アシスト”した池山監督の”ノーバント野球”の死角

 前日のゲームでも1点を追う3回無死一塁のチャンスに投手の松本にバントをさせず、BS朝日で解説をしていた前阪神監督でオーナー付顧問の岡田彰布氏を「これでバントしなかったらおかしいよ。どういう意図でやっているかわからない」と驚かせていた。
 その一方で5回無死一、二塁で伊藤に開幕8試合目にして初の送りバントを決めさせたが、実を結ばず、岡田顧問は「ここでバントさせるならさっきの投手のところでバントをさせておかないと」とあきれていた。 
 岡田顧問もまた「きっちりとバントしているチームが優勝している、1985年の阪神の打ち勝ったように見えるけど、一番犠打が多かったのが阪神ですよ。きっちりとしたことちゃんとやっているチームが最終的に勝つ」との持論を展開させていた。
 ヤクルトは、2点を追う6回にオスナ、増田のヒットに伊藤が四球を選び、二死満塁の一打同点、長打で逆転の絶好機を作った。
 しかし、代打の宮本が茨木に全球チェンジアップで攻められて空振りの三振。初先発の右腕を攻略することができなかった。
 ヤクルトは6回には、昨季新人王の荘司、7回には今季勝ちパターンで起用している木澤をマウンドに送ったが、雨が激しくなりグラウンドコンディションが保てず、しばらくの中断ののち、8回の攻撃のチャンスがないままゲームセットが宣告された。
 前出の評論家はヤクルトの超攻撃的野球の死角を指摘した。
「2番のサンタナ、9番の武岡に象徴されるようなメジャー型の打ち勝つ野球が今年のヤクルトのスタイルなのかもしれないが、肝心のサンタナがひどい状態。阪神バッテリーは内角への厳しい攻めをするリスクを負うことなく、外角一辺倒の配球で攻略できている。どうしても打撃には、好不調の浮き沈みがあるため、足とバントを絡めていく必要がある。4回には足を絡めてチャンスを広げようとしたが、8番投手が裏目に出て、伊藤を申告敬遠されていた」
 サンタナに1本ヒットは出たが、打率は1割台。
 また4回には岩田が盗塁を決め、二死三塁から伊藤が申告敬遠された。伊藤にも盗塁を仕掛けさせて阪神のバッテリーを揺さぶったが、坂本は冷静に三塁走者を牽制。結局、奥川勝負を選択され二塁ゴロに終わっていた。
 また投手陣に関しても「キハダという新守護神に安定感があり、意外にブルペンの駒は揃っているが、先発がどうみても足りない。やはりシーズンを勝ち切る戦力は整っていない」と厳しい意見。
 ヤクルトは阪神に1勝2敗と負け越しても、まだ貯金は5あるが、阪神には0.5ゲーム差と迫られ、首位の座は風前の灯火?今日10日からは開幕ダッシュの勢いの真価を問われる巨人との3連戦だ。

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