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中日の次期監督就任が決定的となった工藤公康氏(工藤公康オフィシャルサイトより)
中日の次期監督就任が決定的となった工藤公康氏(工藤公康オフィシャルサイトより)

「中日を見直した。工藤は在野で最高の監督候補。変わるぞ」中日の次期監督に元ソフトバンクの工藤公康氏が決定的…超辛口で知られる恩師の大物元西武監督が珍しくフロント決断を絶賛!

 広岡氏が指摘するように工藤氏は1994年オフに西武からダイエー、1999年オフにダイエーから巨人と2度FA移籍している。その度にFA争奪戦に参加していたのが中日だった。ドラフトを含めると中日からのラブコールが4度目にして実ったことになる。
 広岡氏は監督としての工藤氏の「勉強熱心さ」を評価している。
「ソフトバンク時代に戦力があるから勝てたなどという声があったらしいが、それは野球を知らんものの意見だ。彼には野球理論に加えて勝負勘もある。勝てる監督だ。西武で強いチームの在り方を彼には見せてきた。ソフトバンクでは、今の時代の選手をどう指導して、どう扱うことがベストなのかを試行錯誤しながら学んできた。指導者に最も必要な勉強熱心さが彼にはある。筑波大学でスポーツ科学を学び、ソフトバンクの監督を辞めた後も、また大学で学んだというじゃないか。データや体のメカニズムに詳しいから怪我人を減らすことにも成果を出すだろう。チームの育成の部分でも力を発揮できるはずだ」
 工藤氏は、ソフトバンク監督を退任すると、筑波大の博士課程に進み、さらにスポーツ医科学の勉強を進めた。またソフトバンクの7年で、令和の時代の選手をいかにマネジメントするかの人心掌握術も身につけている。最先端のデーター野球にも積極的で中日が向かおうとしてる方向に合致した指導者なのかもしれない。
 そして、こう期待を寄せる。
「私は開幕前に中日をダークホースとしてあげていた。ピッチングスタッフは整っていた。大野、涌井らが来年どれだけ踏ん張れるかの懸念はあるが、まだ戦力的に来年も優勝争いできるチャンスはある。工藤はシーズンをマネジメントしての投手のやりくりだけでなく、能力を見極めて若い投手の底上げもやるだろう。中日が何年契約を提示したか知らんが、最低でも3年、5年は我慢して任せなきゃいかん」
 高橋、金丸の若き両エースに、もう一皮むかせ、課題の中継ぎ陣の整備にも、工藤氏なら能力を発揮すると期待している。また崖っぷちにある根尾昂の再生も、広岡氏も「工藤ならどうにかするかもしれん」と口にした。
 勝負&育成。中日はチーム再建へベストの選択をしたのかもしれない。
(文責・駒沢悟/スポーツライター)

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