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馬場の不可解な退場劇で反撃ムードが断ち切られる(写真・FIBA)
馬場の不可解な退場劇で反撃ムードが断ち切られる(写真・FIBA)

馬場雄大の物議醸す”不可解退場”で反撃ムードもプッツン…中国に逆転負けも桶谷新ヘッドが示した”解任”されたホーバスジャパンとの違いとは?

 バスケットボールの男子W杯アジア1次予選第3戦が26日、沖縄サントリーアリーナで行われ、日本代表(世界ランキング22位)が80-87で中国代表(同27位)に逆転負けを喫した。今月2日にトム・ホーバス・ヘッドコーチ(HC、59、米国)を電撃解任。Bリーグの琉球ゴールデンキングスHCの桶谷大氏(48)がHCを兼任する異例の体制で再出発した日本は、前半を47-33で折り返しながら後半に大失速。6点ビハインドで迎えた第4クオーター終盤には馬場雄大(30、長崎)が不可解な判定で退場となって反撃ムードを断ち切られた。

 

桶谷新ヘッドが見せたホーバスジャパンとの違いとは?(写真・FIBA)

 中国メディアはそこまでの判定が日本有利だったと逆襲

 両手を大きく広げた馬場が「何で?」とアピールする。
 最終第4クオーターの残り1分21秒。78-72とリードした中国が止めを刺そうと、PGリャオ・サンニン(25)が鋭いペイントアタックを仕掛けてくる。両手を上げてブロックしながら対峙したのは馬場。勢いよく接触したリャオ・サンニンのシュートはリングに嫌われ、日本ボールになったと思われた直後だった。
 明らかにひと呼吸遅れたタイミングで審判の笛が鳴り響いた。宣告されたのはディフェンスファウル。すでに4つのファウルをもらっていた馬場のファウルアウト(退場処分)とともに、逆転に一縷の望みを抱いていた日本の戦意が断ち切られる。呆然とした表情を浮かべる馬場の横で、速攻に移ろうとしていたSF渡邊雄太(31、千葉)も思わず頭を抱える。それほど納得のいかない判定だった。
 このクオーターの残り6分52秒には、中国のPGジャオ・ルイ(30)もファウルアウトを宣告されていた。このときも不服を訴えるジャオ・ルイを、他の選手が必死になだめてコート外に出している。中国メディアの『捜狐体育』は5対5ではなく、3人の審判が日本寄りに笛を吹いた試合だったと逆に指摘した上で、馬場の退場をこう報じた。
「公然と5対8の試合が行われていた中で、最終的には中国が不可解な審判の判定に耐え抜き、最終クオーターでは日本に反撃の隙を与えずに勝利した。馬場の退場はまさに因果応報だった。確かに中国は緊張から序盤こそ調子が上がらなかった。それでも客観的な見地から総括すれば、アウェイ特有の不可解な力、つまり審判の偏った判定がなければ、中国は20点差前後で勝っていたはずだ」
 日本は前半と後半とでまったく別のチームだった。
 第1クオーターの開始早々に渡邊のダンクで先制した日本は、直後にも渡邊が3Pシュートを決める。その後も中国を突き放して第1クオーターを21-11で終えると、第2クオーターの残り約2分には馬場がスチールからの速攻で豪快にダンク。リードを41-26とこの試合で最大の15点差に広げ、最終的には47-33で折り返した。
 中国戦が初陣となる桶谷HCは、スターティングファイブとしてPG齋藤拓実(30、名古屋)、SG西田優大(26、三河)、馬場、渡邊、Cアレックス・カーク(34、琉球)を送り出した。結果的にホーバス前HCが最後に指揮を執り、80-73で勝利した昨年12月の台湾代表とのW杯アジア1次予選第2戦(台湾・ 新荘体育館)の先発陣からは、ジョシュ・ホーキンソン(30、渋谷)がカークに代わっていた。
 桶谷ジャパンが始動し今月17日からの直前合宿(沖縄)には、もちろんホーキンソンも招集されていた。しかし最終的にはコンディションの問題で、12人のロースター中で「1」しかない帰化選手枠にカークが名を連ねた。

 

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