「巨人次期監督の理想は松井(秀喜)だが日本には帰ってこないだろう。あえて探せば…」超大物巨人OBが長女暴行逮捕で辞任した阿部監督の後任候補にあげた意外な名前とは?
巨人の阿部慎之助監督(47)が18歳の長女への暴行容疑で逮捕された問題を受けて辞任し早くも次期監督問題が注目を集めることになった。橋上秀樹オフェンスチーフコーチ(60)が監督代行に就任して27日のソフトバンク戦で初勝利をマークしたが、これはあくまでも今季限りの暫定措置。巨人OBで西武、ヤクルトで監督を務めた広岡達朗氏(94)は、元巨人の4番でヤンキースなどでメジャーも経験した松井秀喜氏(51)の名前をあげて「理想は松井だが引き受けんだろう。めぼしい監督候補は誰もいない。あえて探せば…」との独自見解を明かした。
「監督よりも重要なのは球団フロントの姿勢」
衝撃の阿部監督逮捕から数時間後に巨人の人事はめまぐるしく展開した。26日未明に釈放された阿部監督は、同日の午前中に山口寿一オーナーと面会し、辞任を申し入れて了承された。正午前に読売新聞本社で緊急会見を開き謝罪し「こういう形で去るということは、本当にご迷惑をかけているなと思う」と涙を流した。
阿部監督の辞任に伴い監督代行に就任したのは橋上オフェンスチーフコーチ。阿部監督の安田学園の先輩で、現役時代には、巨人の打撃コーチを務めていた橋上氏の配球の読みなどのアドバイスに感銘を受けて、監督就任2年目に、当時、オイシックス監督だった橋上氏に入閣を直接要請したという関係性にある。だが、今季限りの暫定措置。
巨人では、生え抜きのOBに監督を任せるという伝統があり、橋上監督代行が、ここからの逆転優勝はもちろんのこと、よほど監督としての高い評価を球団から受けない限り、来季は生え抜きOBの中から、新たな監督を招聘することになると推測されている。
では誰が次期監督になるのか。
巨人の重鎮OBの広岡氏は、松井氏の名前をあげて悲観的な意見を述べた。
「理想は松井なんだろうが、おそらく日本には帰ってこないだろう。長嶋が亡くなった時に“生前に交わした約束がある”と話していた。おそらくそれは巨人で監督をすること以外ない。(次期監督が)松井なら納得がいくし、阿部の次は松井しかいないと考えていた。だが、今の選手もいない巨人で監督をするのは難しい。要請しても引き受けないよ。向こう(米国)の生活がいいんじゃないのか」
昨年6月3日に長嶋茂雄氏が89歳で逝去。師と仰ぐ松井氏は、ニューヨークから飛んできて4日の早朝に長嶋氏の自宅を弔問し、「生前に約束したことがある。今はお話しすることはできないけど、その約束を果たしたい」とコメントした。その“約束”は巨人での監督就任と推測されていた。
松井氏は、その後、巨人のキャンプでの臨時コーチを務めるだけでなく、シーズン中も阿部監督の要請を受けて、試合前ミーティングでスピーチを行うなど、巨人との接点が増えていた。また今春のWBCでも侍ジャパンの宮崎キャンプで臨時コーチを務めた。現場復帰への気運は高まっているかにも見えるが、広岡氏はそうとは捉えていないようだ。
生え抜きでは、チーム事情から2016年にコーチ経験のないままいきなり監督に就任して3年間で、2位、4位、3位と優勝できなかった51歳の高橋由伸氏、2021年からコーチとして入閣し、投手チーフコーチ、ファーム総監督2軍監督を経験し、2025年にはイースタンリーグ優勝に導いた58歳の桑田真澄氏らが候補だろう。ただ桑田氏はフロント入りを拒否して退団している。その経緯を考えると難しいかもしれない。今季からオイシックスのCBOを務め、侍ジャパンのU-12日本代表監督にも就任した。
広岡氏に2人の名前をぶつけたが「ピンとこない」と反応は薄かった。

