W杯初戦出場ピンチ?ブラジル代表ネイマールが怪我でチームを最大3週間離脱へ…サプライズ選出前に偽りの診断書が提出されていた可能性も浮上して大問題に
W杯北中米大会に臨むブラジル代表にサプライズ復帰したFWネイマール(34、サントス)が右ふくらはぎの肉離れで最大3週間の戦線離脱を余儀なくされたと、ブラジルメディアが28日に一斉に報じた。ネイマールは31日(日本時間6月1日)のパナマ、6月6日(同7日)のエジプト両代表との国際親善試合の欠場が決定。同13日(同14日)の強敵モロッコ代表とのW杯初戦への出場も危ぶまれる事態に、怪我はないとする診断書を提出したサントスに対してブラジルサッカー連盟(CBF)が不信感を募らせる不穏な雰囲気も漂い始めている。
右ふくらはぎに肉離れ…代表入れ替えは無し
ネイマールが激震に見舞われた。
ブラジル代表のチームドクター、ロドリゴ・ラスマール氏が28日、チームの専用トレーニング拠点であるリオデジャネイロ郊外のグランジャ・コマリーで緊急のメディアブリーフィングを実施。ネイマールが右ふくらはぎに肉離れを負い、2週間から最大で3週間にわたってチームを離脱すると発表した。
4大会連続のW杯出場へ向けて、代表チームにサプライズ招集されたネイマールの突然の戦線離脱をブラジルメディアも大々的に報道。同国の一般紙『O GLOBO』は、ネイマールに関するラスマール氏の所見を次のように伝えている。
「昨日にネイマールがグランジャ・コマリーに到着してから、補完的なものを含めたあらゆる精密検査を実施した。そして最後のMRI検査で、右のふくらはぎにグレード2の筋損傷が確認された。残念ながら浮腫ではなかった。状態的には2週間から最大3週間に渡って、活動を休止しなければいけないと診ている」
肉離れのグレード2は一般的に「筋肉や筋膜が部分的に断裂して、皮下出血が起きている状態。患部を押すと痛みがあり、自力歩行は可能であるが、困難なものが多い」とされている。必然的に代表チームが臨む31日(日本時間6月1日)のパナマとの壮行試合(マラカナン・スタジアム)と、米国入り後の6月6日(同7日)に予定されているエジプトとの国際親善試合(クリーブランド)の欠場が決まった。
問題は13日(同14日)に待つモロッコとのグループC初戦(ニューヨーク・ニュージャージー・スタジアム)へ間に合うかどうか。最新のFIFAランキングで、6位のブラジルに対してモロッコは8位。前回カタール大会でアフリカ勢初のベスト4へ進出し、ここにきて再び右肩上がりの状態にある強敵との激突へ、前出の『O GLOBO』は「時間との戦いがすでに繰り広げられている」とこう続けた。
「モロッコとのグループステージ初戦へ間に合うかどうかも疑わしいが、現時点で代表チームの選択肢には、スター選手を他の選手と入れ替えるプランは入っていない。カルロ・アンチェロッティ監督及びコーチングスタッフは、遅くともグループステージ中にネイマールを復帰させる方向でプランを練り直している。100%の状態に戻るのは、モロッコに加えてスコットランドとハイチと対戦するグループステージではなく、ラウンド32以降のノックアウトステージで十分と判断したようだ」
ブラジル代表として128試合に出場して79ゴールをマーク。王様ペレの77ゴールを抜いて歴代最多得点記録保持者となっているネイマールは、2023年10月のウルグアイ代表とのW杯南米予選第4節を最後に代表から遠ざかっている。

