「誇り高き日本企業に責任転嫁する言動は問題だ!」豪州GPアストンマーティン「大惨事」最悪結果にPU供給のホンダと早くも「決裂説」が流れる…代表の批判発言が騒動となる可能性も
F1の今季初戦、豪州GP決勝が8日にメルボルン郊外のアルバート・パーク・サーキットで行われ、ホンダ製のパワーユニット(PU)に問題を抱えるアストンマーティンのフェルナンド・アロンソ(44、スペイン)が21周で、ランス・ストロール(27、カナダ)が43周でともにリタイアした。最悪の結果に海外メディアは「シーズン途中でのアストンマーティンとホンダの分裂は否定できない」と伝えた。レースはメルセデスのジョージ・ラッセル(28、英国)がポールトゥーウィンの圧勝で通算6勝目を挙げた。
「チームは部品を節約するためにフェルナンドを決勝からリタイアさせた」
決勝序盤で勝負を捨てざるを得なかった。
17番グリッドからスタートしたアロンソは、1周目で10番手にまで浮上しながらもズルズルと後退。バーチャルセーフティカー(VSC)が出ていた11周目にタイヤを交換し、直後の15周目に再びピットインして約16分間も留まった理由を、アストンマーティンはチーム公式X(旧ツイッター)でこう説明した。
「チームはフェルナンドのAMR26(マシン)にいくつかの調整を加えるために、彼をガレージに戻すことを決めた」
しかし、レースに復帰したアロンソは最終的に21周でリタイアする。チームは再びXを介して仰天ものの理由を説明している。
「チームは部品を節約するために、フェルナンドを決勝からリタイアさせた」
最後尾の22番グリッドからスタートしたストロールのピットインは、約18分間にも及んだ滞在を含めて実に4回に達した。58周で争われる決勝で最終的に43周を走行したが、周回数の関係で完走とは扱われなかった。
F1公式サイトが決勝後のアロンソのコメントを伝えている。
「レースの最初の2周が、私にとって最も楽しかった部分だった」
ストロールに至っては皮肉にも聞こえるコメントを残している。
「今日はマシンで何キロも走れて良かったと思っている。この週末に関して、トラックを走る機会をほとんど逃した後だったからね」
さらにエイドリアン・ニューウェイ代表が今季初戦を楽観的に締めくくった。
「今日はAMR26についてもっと学ぶ機会にした。両車ともスタート直後にポイントを争う状態ではないと明らかになったため、ピットインして車のチェックを優先させた。今週末に得たデータと学びは、次戦の中国GPへ向けてチームを助けてくれるはずだ」
各チームが勝負をかけてくる決勝を、データ収集や部品の消耗防止にあてざるを得なかった。まだオフシーズンテストを行っているかのようなニューウェイ代表のコメントは、今季から5年ぶりにF1へ本格復帰し、アストンマーティンにPUを供給しているホンダとの関係が急速に冷え込みつつある現状を象徴している。
実際、豪州GPを通じてニューウェイ代表はホンダへの痛烈な批判を展開。今季から実現した“理想の合体”が悪夢へと様変わりし、早くも内紛劇が生じている状況を受けて、米国のモータースポーツ専門メディア『AutoRacing1.com』は「シーズン途中でのアストンマーティンとホンダの分裂は否定できない」と伝えた。
「アストンマーティンは必ず契約を見直すだろう。ホンダが約束を守っていなかった可能性があるからだ。現状はアストンマーティンの財政的な損失も意味し、市場にも大きな悪影響を与えつつある。オーナーのローレンス・ストロールと代表のニューウェイがホンダのパフォーマンスに不満を抱いていると伝えられる中で、別のエンジンメーカーへの切り替えが検討される可能性は十分にある」

