「阪神は福島圭音をどこまで我慢して使えるか?」“近本ショック”の虎に森下翔太、中野拓夢が自打球で途中交代のWアクシデント…代役1番は5打数2安打1打点も守備で手痛いミス
阪神が28日、神宮でのヤクルト戦に5-10で敗れ、ヤクルトに首位を明け渡した。死球で骨折離脱した近本光司(31)の代わりの「1番・センター」に福島圭音(24)を抜擢したが2回にお見合いしてしまうミス。さらに自打球で中野拓夢(29)と森下翔太(25)が試合途中に交代して、足をひきずり神宮を後にするという非常事態。ビハインドのゲームで中継ぎが2被弾するなど踏ん張れずチームの弱点を曝け出した。
2回6失点の才木浩人は球種のクセがバレている?!
近本不在の影響がいきなり失点につながった。
2回だ。赤羽の平凡な三塁正面のゴロを佐藤が一塁へ悪送球。さらに岩田にライト前ヒットでつながれた場面で古賀は外野フライに打ち取ったかに見えた。その右中間に飛んだフライを近本に代わり「1番・センター」で抜擢された福島とライトの森下の2人が間に合っていたのに、お見合い。打球が大きく跳ねて間を抜ける間に先制を許した。
現役時代にタイトル獲得経験のある評論家の一人は、そのプレーをこう解説した。
「左中間、右中間の打球に関しては、チームごとに決まり事があり、誰が“アイガリー(任せろ)”などの声を出し、どっちを優先させるかが決まっている。阪神では守備範囲の広いセンターの近本に声出しと優先権があるようなので、あれは福島のボール。森下も追いついていたが、その決まり事に従って捕球にいかなかったのだろうが、いきなり近本離脱の影響が失点につながるプレーになって出てしまった。近本がいない間、ずっと福島がセンターを守るわけではないだろうから、今後、ポジションが変わるごとにその決まり事を徹底しておく必要があるだろう」
さらに無死一、三塁と続くピンチに武岡に甘いスライダーをライト前に運ばれて2点目。無死一、二塁で投手の吉村を迎えた。セオリーならバント。だが、ここまで25試合でまだ2度しか送りバントをしていないヤクルトは、ここでもまさかの強攻策。だが、才木はボールが先行し、なんと四球を与えてしまう。長岡に2点タイムリー二塁打、昇格したばかりの内山にまでセンター前へ2点タイムリーを許してエースがキャリア自己ワーストの1イニング6失点。藤川監督は3回の才木の打席で代打を送った。2試合連続のKO劇である。
前出の評論家は、原因をこう分析した。
「ストレートは154キロまで出ていたが球威を感じられず、変化球もキレがなく、しかも一本調子。カウント負けして、ストレート、変化球が真ん中へ甘く寄るところを痛打された。守備の乱れもあり、立ち直る間もなく大量失点した。藤川監督が試合後に指摘していたが、フォームを気にしていた。長岡のフォークの見送り方などを見ていると、もしかすると、球種のクセが出ているのかもしれないが、前回、今回と開幕からの疲れもあると思う」

