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中日の次期監督就任が決定的となった工藤公康氏(工藤公康オフィシャルサイトより)
中日の次期監督就任が決定的となった工藤公康氏(工藤公康オフィシャルサイトより)

「中日を見直した。工藤は在野で最高の監督候補。変わるぞ」中日の次期監督に元ソフトバンクの工藤公康氏が決定的…超辛口で知られる恩師の大物元西武監督が珍しくフロント決断を絶賛!

 中日の次期監督にソフトバンク監督として日本一5度の工藤公康氏(63)の就任が決定的となった。中日でのコーチ経験などもない完全な外部招聘は1984年の山内一弘氏以来、42年ぶりとなる英断。西武監督時代に工藤氏をドラフト6位で指名した恩師でもある巨人OBでヤクルトでも監督を務めた広岡達朗氏(94)は「中日を見直した。工藤は在野で最高の監督候補。中日は大きく変わる」と期待を寄せた。

 ソフトバンク監督時代に日本一5度の経験

 まさに英断だった。
 井上監督が辞任を申し入れ、2年ぶりの最下位となった中日が次期監督として、ソフトバンクの監督を7年務め、リーグ優勝3度、日本一5度の実績を持つ工藤氏にオファー、8日までに大筋で合意に至った。中日では近年、森繁和氏や山田久志氏らOBではないがコーチから監督に就任した例はあるが、それらの経緯がまったくない外部からの招聘となると1984年から1986年まで指揮を執った山内一弘氏まで遡らねばならない。工藤氏は愛知県出身。現在の愛工大名電から西武にドラフト6位で入団しており、名古屋との縁はあるが、これまでOBを中心に監督を任せてきた保守的な中日としては、思い切った決断だろう。
 落合博満氏が監督を務めた2011年以来、15年間リーグ優勝がなく、その間、Aクラスに入ったのは、翌年の高木守道監督の2位、与田剛監督の2020年の3位だけ。ここ6年では4度最下位という暗黒時代を抜け出すには「外部の血が必要」と判断された。
 辛口で知られる球界大御所の広岡氏は「中日を見直した」と絶賛した。
「工藤は在野で最高の監督候補。6年連続Bクラスで甘えのようなものがチームに浸透してしまっているチームを変えるには、OBでは無理、外部の血を入れるしかないと思っていた。それも理想を言えば、厳しい指導力を持ち、妥協のない練習をさせ、選手の力を見定め、しかも能力を引き出せる人物でなければならない。また監督として勉強をしており、孤独に耐えられる人物だ。指導者としての優勝経験も必要。そうなると工藤しかいなかった。地元出身という縁もあるのだろうが、工藤を選んだところに中日の本社、フロントの強くしたいという本気度が伝わってくる。工藤なら中日は根本から大きく変わるぞ」
 広岡氏は中日の決断を高く評価した。
 工藤氏がドラフト6位で西武に入団した当時の監督が広岡氏だった。
「映像を見て、私が根本さん(当時の管理部長の根本陸夫)にお願いして取ってもらったんだ。だが、壁にぶつかりアメリカにいかせた。甘ちゃんだったからな。アメリカのマイナーリーグの厳しさを身をもって感じさせたんだ。工藤は西武の黄金期の野球を主力として見てきた。勝つ味を覚えさせた。その後、工藤はFAでダイエー(現在ソフトバンク)、巨人、横浜(人的補償)と渡り歩いた。ヨソの飯を食ってきたことも、その後に指導者となるために大きく役立ったと思う」

 

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