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三塁コーチャーを務める元木ヘッドが手痛い判断ミス(資料写真・黒田史夫)
三塁コーチャーを務める元木ヘッドが手痛い判断ミス(資料写真・黒田史夫)

なぜ元木ヘッドは“壊れた信号機”に?…5連敗“ドン底”巨人の象徴シーン

 吉川、坂本の離脱で、廣岡、丸の1、2番が機能せず、頼りの4番・岡本の調子も5月に入って下降線だ。

   高代氏は、岡本の打席内の立ち位置が気になると言う。

「調子の悪いときの典型だが、岡本は体の開きが早い。右肩、右腰が残ればまだいいが一緒になって回ってしまっている。その状態で、しかも打席に立っている位置が遠いので外の変化球に対応できない」   

 岡本は7回にロメロのスライダーに体勢を崩されてバットに当てるだけのボテボテのショートゴロに倒れた。体が開いていると起こりうる典型的な現象。

 これで5連敗の泥沼。5月に入ってからのチーム打率は、2割を切りそうなくらいに低迷し、防御率は5点台。気が付けば、4位の中日とは0.5ゲーム差でBクラス転落の危機を迎えている。

「先発が先に点を失い、打線が不振、中継ぎがさらに炎上してしまうという負の連鎖が起きてしまっている。昨年優勝争いから脱落した終盤の巨人に似ている。菅野が復帰してくるそうだが、本来のボールにはほど遠く、投げれば必ず勝つという絶対的な軸としては難しい。このままずるずるいく危険性がある」

 高代氏は、そう警告した。

 では打開策はないのか。

「メンバーが揃ってくるまで我慢するしかない。やはり点を取らないと勝てない。守り勝つというより、打線が奮起することだろう。それぞれの工夫、努力が必要で、岡本にしても、ほんの少しでもベース寄りに立つとか、自分でなんらかの手立てを考えなければならない。その中でも2安打した中田の存在は朗報だし、廣岡、中山、湯浅らの若手が、自己アピールの機会だと考え、たとえボールに当たってでも、何が何でも塁に出るんだという必死の姿勢を見せて起爆剤になってくれることに期待したい」

 巨人は移動日を挟み12日に横浜DeNA戦。報道によれば右ヒジの違和感で登録抹消されていたエースの菅野が先発予定だという。

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