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ロッテと審判団の”遺恨問題”は、佐々木朗希に白井審判が詰め寄った騒動が始まりだった
ロッテと審判団の”遺恨問題”は、佐々木朗希に白井審判が詰め寄った騒動が始まりだった

球界大御所がロッテと審判団の“遺恨問題“に緊急提言…「井口監督の行動は言語道断だが球界発展のために審判も勉強せよ!」

千葉ロッテと審判団が判定を巡って3度のトラブルを起こし野球のプレー以外に注目が集まる異常事態となっている。発端は4月24日のオリックス戦に先発した佐々木朗希(20)が判定に不服な態度を示したことに白井一行審判(44)がマウンドへ詰め寄った騒動。その後5月14日のオリックス戦でストライク、ボールの判定に抗議した井口資仁監督(47)が試合終了後に退場となり、翌15日にはブランドン・レアード(34)が「暴言があった」との理由で球審を務めた白井審判から退場を宣告された。16日にNPBは井口監督とレアードに対して厳重注意と制裁金10万円を科すことを発表したが、一連のロッテと審判団の“遺恨問題“について”球界大御所”の広岡達朗氏が緊急提言した。

「どっちもどっち。神経過敏になりすぎ」

 こうも立て続けにロッテと審判団の間にトラブルが起きると、もはや異常事態と言っていい。しかも、そのうち2件に白井球審が絡んでいるのだ。いったい問題の本質はどこにあるのか。

 ロッテでGMを務めたこともある元ヤクルト、西武監督の広岡氏は、「どっちもどっち。この2つの退場は、そもそも認められてない抗議をしたロッテ側に問題があるが、審判も神経過敏になりすぎている。審判も勉強しなければならない」とぶった斬った。

 発端となったのは4月24日に京セラドーム大阪で行われたオリックス戦での白井球審の詰め寄り問題。先発した佐々木が、自信を持ってアウトコースに投じたストレートをボールと判定されたことに苦笑いを浮かべ、マウンドを1、2歩降りるなどの態度を取ったことに対して、白井球審が血相を変えてマウンドに詰め寄った。判定に不服を示したと判断して、注意、或いは、警告を与えようとしたのだろうが、捕手の松川が止めに入り、井口監督も「冷静にいきましょう」と言葉をかけるなどの大騒動となった。

 その後、球界関係者やファンから、その白井球審の取った行動を問題視する声が高まり、NPBが審判の全体ミーティングを開き、審判の行動規範をもう一度、確認し直すように呼び掛ける事態にまで発展した。

 広岡氏は、「佐々木は球界の宝。経験の少ない若い投手に対して、審判がわざわざ試合を止めて、ファンが見ている前でマウンドに詰め寄るような行動を起こすことは間違っている。イニングの合間に佐々木を呼び、ストライク、ボールの判定への抗議は認められていないのだから、ああいう態度は慎みなさいと教育すればいいだけの話。やり方がおかしかった」と白井球審の取った行動を批判した。

 

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