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全豪OPの欠場を発表した大坂なおみは、昨年9月の東レ・パンパシフィック・オープンを最後にコートに立っていない(写真・アフロ)
全豪OPの欠場を発表した大坂なおみは、昨年9月の東レ・パンパシフィック・オープンを最後にコートに立っていない(写真・アフロ)

全豪OP欠場の大坂なおみに海外メディアから厳しい声…「復活無理の懸念高まる」「ランキング100位以下へ転落のおそれ」

 テニスの全豪オープンの主催者は8日、過去に2度優勝している世界ランキング42位の大坂なおみ(25)が16日に開幕する同大会を欠場することをSNSで発表した。欠場理由は明らかになっていないが、2019年と2021年に同大会で優勝している大坂は、昨年9月に日本で開催された東レ・パンパシフィック・オープンの2回戦を腹痛から棄権して以降、公式戦に出場しておらず海外メディアからは厳しい声が飛び交っている。

 「欠場は衝撃ではない」と冷ややかな反応

 

豪州のシドニーモーニングヘラルド紙は、今回の大坂の欠場について、「大坂は、この4カ月試合でプレーしていない。米国人ラッパーでボーイフレンドのコーデ―氏と過ごした欧州での祝日から自宅に最近戻ったばかりという状況から見て(欠場は)大きな衝撃としては捉えられていない」と、冷ややかに受け止めた。
 2016年から連続出場していた大坂の全豪オープン欠場は初で「2020年全米オープンと2021年全豪オープンのメジャー大会連覇の後、テニス界は、彼女の足元にひれ伏したかのように見えたが、今、大坂の転落はドラマチックなものとなってきた。2021年全豪オープンで優勝して以来、彼女のメジャー大会でのベストパフォーマンスは、2021年全米オープンと昨年の全豪オープンの3回戦までだった」と紹介した。
 記事は「25歳(の大坂)の欠場は、グランドスラム4度優勝者が、もう復活できないかもしれないという懸念をさらに高めるだけのものとなるだろう」と厳しく指摘。
「大坂は、2021年全仏オープンを棄権した後にメンタルヘルスの休養を取り、その後、うつや不安障害で数年にわたり悩んでいたことを明かした。WTAランキングを42位に落とした日本人スター(の大坂)は、昨年9月の東京での東レ・パンパシフィック・オープンを2回戦で棄権し、昨年5月以来、わずか1試合しか勝っていない」と続けた。
 大坂の昨年はドン底のシーズンで、連覇を狙った全豪オープンでは3回戦で当時の世界ランキング60位のアマンダ・アニシモバ(米国)に1-2で敗れ、続く全仏オープンも1回戦で敗退。アキレス腱の故障を理由に6月のウィンブルドンは欠場した。再起をかけた8月の全米オープンでも腰痛に苦しんで1回戦で当時の世界ランキング19位のダニエル・コリンズ(米国)にストレートで敗れている。

 

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