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“ボールガール事件”のブズコバが母国のプラハオープン出場をSNSで表明したが、まだ非難が殺到する事態に(資料写真・ロイター/アフロ)
“ボールガール事件”のブズコバが母国のプラハオープン出場をSNSで表明したが、まだ非難が殺到する事態に(資料写真・ロイター/アフロ)

「また汚れた手段で勝つつもりなのか」“ボールガール事件”のブズコバが母国のプラハOP参戦をSNSで表明してまた“炎上騒ぎ”勃発

 テニスの全仏オープン女子ダブルスで加藤未唯(28、ザイマックス)の失格を審判に訴えるなどした“ボールガール事件”で世界中から非難を浴びたマリエ・ブズコバ(25、チェコ)が30日までに自身のSNSを更新し、母国チェコで31日に開幕するプラハ・オープンへの抱負を語った。シングルスでベスト16、ダブルスではベスト4に残ったウィンブルドン選手権以来のWTAツアー参戦で、昨年ツアー初優勝を飾った思い出深い大会。しかし再びSNSが非難の声で炎上する事態を招いた。

 「WTAツアーへの出場を禁止しなければならない」

 

 まだ関係者やファンは“ボールガール事件”でのスポーツマンシップに欠けた行動に対して正式な謝罪を行っていないブズコバを許していない。SNSを更新するたびに非難が殺到するという異常な状況が収束することはなく、新たな投稿が、また炎上騒ぎの再燃を招いた。
 ブズコバはウィンブルドン選手権の女子シングルスでベスト16、サラ・ソリベストルモ(26、スペイン)と組んだ同ダブルスでは四大大会で最高位のベスト4に進出。以降は、休養に努めていたが、31日に開幕するプラハ・オープンからWTAツアーに参戦することをSNSで伝えた。8月24日に開幕する全米オープンを見据えての“前哨戦”のスタートである。
 公式ツイッター(@livesportprague)へ約30秒間のインタビュー動画を寄せた。
「大会第1シードという立場で、しかも母国というホームのような環境でスタートできる今大会は、私にとって非常に大きなモチベーションです。観客のみなさんが毎年ここで作り上げる素晴らしい雰囲気を、私は特に楽しみにしています」
 2015年にツアーデビューしたブズコバは、昨年7月、母国チェコで開催される同大会を制覇。シングルスでツアー初優勝を飾った、そのため今大会はディフェンディングチャンピオンとして第1シードとなった。ブズコバは笑顔とともに連覇へ向けた抱負を語りながら大会もPRした。
 この公式ツイッターの投稿を、ブズコバは30日までに自身のツイッター(@MarieBouzkova)でリツイートし、インスタグラム(@maryybou)では動画を共有した。しかし、案の定と言うべきか。特にインスタグラムのコメント欄には、非難の声が殺到した。
「常識ある多くの人々は、あなたが謝るまで、あなたがついた醜い嘘を決して忘れない」
「ボールガールが血を流していると言った理由を説明してください。あなたは加藤を批判しましたが、誰もが知りたい点をまだ説明していません」
「本当に人として終わっている。どういう教育を受けたらこんなにも醜い人になるのだろう。こんな選手が出場するだけで素晴らしい大会が汚れる」
「WTAツアーへの出場を禁止しなければならない。あなたの告発のおかげで、加藤組は賞金とポイントを得られなかった。あなたは狂気に満ちている」
「また汚れた手段で勝つつもりなのか」
「あなたを見るたびに不満を覚える。私はあなたが地獄に行くことを願っている」
「早く引退してくれ」

 ブズコバは22日にも自身のSNSを更新していた。プレー中の写真とともに「最も特別な場所」とウィンブルドン選手権へ感謝するつぶやきを投稿し、このときもインスタのコメント欄は炎上したが、ブズコバは批判するコメントのみを削除する対抗手段に打って出た。

 

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