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日本サッカー協会と母校・中央大学の「アスパス!協働プロジェクト」のプロジェクトリーダーを務め終えた中村憲剛氏(中央大学多摩キャンパスにて)
日本サッカー協会と母校・中央大学の「アスパス!協働プロジェクト」のプロジェクトリーダーを務め終えた中村憲剛氏(中央大学多摩キャンパスにて)

なぜ森保ジャパン入閣候補の中村憲剛氏は”指揮官”を目指すのか…最短2024年からJリーグの監督就任可能

 S級コーチ養成講習会のカリキュラムは、5段階に分けられた国内集中講習会などを経て最後に指導実践試験が待つ。さらに終了後のレポート提出が義務づけられた3週間以上のインターンシップも課され、指導実施研修の内訳はJクラブへ1週間以上、海外へは2週間以上と定められている。トータルでの成績が技術委員会とJFA理事会で評価される。
 講習会などで拘束されるのは少なくとも62日間。さらにインターンシップも加わるだけに、憲剛氏も「実際に受講できたら、かなり大変だと思う」と覚悟している。メディアで報じられている日本代表コーチ入りに関しては「やめましょう、その話は」と苦笑しながら煙に巻いたが、実際問題としてS級コーチ養成講習会との両立は極めて困難と言っていい。
 あくまでも机上の計算だが、トライアルで受講者に選抜されれば、早ければ2024シーズンからJクラブの監督として指揮を執れる。将来的に目指す姿でありながら、憲剛氏は「そんなに甘いものでも、簡単なものでもないと重々思っている」と言い、こう続けた。
「僕自身も現場にいてすごくわかっているし、もちろんなりたいと望んでなれるものでもない。すべてはタイミング次第となるけど、そういう話が来たときに(S級ライセンスを)持っていないと何もできない。そこは引退した自分が、一番やらなければいけないことのひとつと位置づけてきた。その意味ではここまで順調に来られているのかなと思う」
 監督業へのスタートラインに立とうとしている心境をこう明かした憲剛氏は、いまも愛してやまない古巣・川崎やJFAでサッカーの啓蒙活動に従事。さらに解説も務めながら勉強を積み重ねてきた2年あまりを「非常に有意義だった」と振り返る。
「いろいろな方のサポートもあって、一昨年、昨年と指導の現場も踏ませていただいた。現役選手と指導者は同じものに対しても、見ている箇所を含めてまったく違う。学びや気づきしかない感じですし、プロだったから多少は知っているかもしれないけど、やはり指導は別物です。今シーズンにおいても、指導者の道もしっかりとまい進していきたい」
 JFAの各種サービスへの助言やサポートを行う、登録制度改革本部の「グロース・ストラテジスト」を務める憲剛氏はこの日、母校・中央大の多摩キャンパス(東京都八王子市)を舞台に、昨年4月から携わってきたプロジェクトの最終回に臨んだ。

 

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