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日本サッカー協会と母校・中央大学の「アスパス!協働プロジェクト」のプロジェクトリーダーを務め終えた中村憲剛氏(中央大学多摩キャンパスにて)
日本サッカー協会と母校・中央大学の「アスパス!協働プロジェクト」のプロジェクトリーダーを務め終えた中村憲剛氏(中央大学多摩キャンパスにて)

なぜ森保ジャパン入閣候補の中村憲剛氏は”指揮官”を目指すのか…最短2024年からJリーグの監督就任可能

 国際経営学部の木村剛教授およびゼミ生とJFAが連携。さらに憲剛氏をプロジェクトリーダーに迎えた「アスパス!協働プロジェクト」として、サッカーの低関心層を振り向かせ、サッカーファミリーへ引き入れるための施策に関して議論を重ねてきた。
 JFAは昨年11月に、初めての公式アプリとなる『JFA Passport』の配信を開始。当初は約5万だったダウンロード数が、森保ジャパンの快進撃で日本中を熱狂させたW杯カタール大会の影響もあって、いま現在では約11万5000を数えている。
 ゼミ生たちも当初の低関心層から、いまではサッカーに興味を抱きつつある。そのなかで4つのグループがプレゼンテーションを実施。さらに『JFA Passport』の新規ユーザーを獲得するために、SNSを駆使したユニークかつ斬新なプランが提示された。
 評価の高いプレゼンテーションは今後のJFAの施策に反映される。アイデアを練ってきた学生たちとの議論を振り返りながら、憲剛氏は感謝の言葉を紡いでいる。
「僕らはずっとサッカー畑にいたから、頭のなかが凝り固まっている。みんなが日常で見ているものが違うし、僕らが持っていない発想や知恵を借りるのは非常に大事ですよね。今回のワールドカップは非常に盛り上がった。それだけみんなの心を打つスポーツであるとあらためて感じられたし、これをどのように今後へとつなげていくか。メディアのみなさんも含めて、みんながサッカー界を盛り上げていくための一歩を踏み出せたと思う」
 ピッチの外からだけでなく、憲剛氏が監督としてサッカー界へ復帰すれば注目度はさらに増す。新たな道へ進む自分自身を、誰よりも憲剛氏が心待ちにしている。
(文責・藤江直人/スポーツライター)

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